ニチイとは、医療関連・介護・保育を中心としたサービスが評判の総合生活支援企業です。
2021年4月に「持株会社体制」へと移行し、株式会社ニチイホールディングスとして新たにスタートしたニチイでは現在、地域・業界トップの働きやすい会社を目指し、人事制度の改革や構造改革を積極的に取り組んでいます。
今回は独自調査によって、ニチイのサービス利用者の口コミ評判は悪いのか?その真相に迫り、実際にニチイの担当者様に歴史や事業内容、強み、採用情報、福祉・介護業界の採用傾向、今後の事業展望などについて取材を行った内容をまとめました。
介護業界の求人を検討中の方や、新卒・中途以外に障がいのある方の採用も行うニチイで就職を検討している方にもお勧めの記事となります。
- 2023/12/05 【ニチイが取り組む社員の負担軽減】を追加。
- 2024/01/16 【人手不足解消のためにニチイが行っていること】を追加。
- 2024/02/15 【「接遇コンテスト」でおもてなしスキルを強化】を追加。
- 2024/03/12 【女性社員の働きやすさについて】を追加。
- 2024/04/16 【ニチイホールディングスの資格取得支援制度】を追加。
目次
ニチイとは?
ニチイ(ニチイホールディングス)とは、株式会社ニチイ学館が持株会社として体制を移行するために2020年4月に設立した会社で、グループ企業の経営管理やそれに付帯する業務を担っています。
東京都千代田区に本社を置くニチイのグループ企業は、日本に5社、オーストラリアに1社の計6社で、約9万人もの従業員が在籍しています。
ニチイの創業者となる寺田明彦さんが1968年に医療事務受託事業を開始してから50年以上かけて築いてきたノウハウを活かし、人のチカラで人々や社会に貢献する企業としてサービスを提供し続けています。
ニチイの歴史
これが、現在のニチイ学館の創業のきっかけです。
1971年には日本で初めて通学形式の医療事務講座を開講し、人材育成(教育)事業を開始しました。そして、1996年からは在宅介護事業を展開します。
2000年代に入ってからは保育事業や家事代行サービス、居宅系介護サービスを展開し、2021年には経営に資する機能のホールディングス化を行いました。
現在は株式再公開に向けた第二創業期として、社員一丸となって業務にあたっています。
企業理念・ロゴマークの由来
そして、ブランドスローガンには「やさしさを、私たちの強さにしたい。」を掲げております。
新卒の学生さんからの評判も良く、ブランドスローガンに惹かれてニチイの会社説明会に来たと言っていただく事が多くございます。
当社社名は、「日本の医療を学ぶ館」に由来しており、ロゴマークはニチイの頭文字である「N」と”羽ペン”をモチーフにつくられました。
ニチイの介護の評判は悪い?利用者の口コミ評判を調査
そこで、実際にニチイの介護を利用している方々の口コミ評判について調査を行いました。
ヘルパー依頼で育児が楽しめるようになった
ある日、自治体の障がい者支援担当の方からホームヘルプサービスとニチイ事業所を紹介してもらい、今では掃除を中心に離乳食づくりや食事のお手伝いなども含め、週2回サポートをお願いしています。
おかげ様で気持ちにゆとりができて育児を心から楽しめるようになりました。
育児を理由としたサポート依頼に赴くヘルパーさんは子育て経験者が多いことから、子育てにおける悩みを相談することもできます。
ヘルパーさんの経験談を交えて励ましてもらえることも多いため、1人で考え込んでしまうことがなくなったという口コミもありました。
家族介護が当たり前ではない事を教えてもらいました
大切な息子なので、苦もなく当たり前のように過ごしてきましたが、私の腰が悪くなり身体的に介護負担が大きくなってきたため、役所の障がい係の方に相談するとニチイのホームヘルプサービスを紹介していただきました。
サービス利用前は隣の部屋に行くだけでも息子が心配で気が休まらない日々でしたが、ヘルパーさんが来てくれている間にゆっくり買い物や入浴ができるようになり、心の余裕や安心感を与えてもらい感謝しています。
ニチイのホームヘルパーは役所を通じて紹介してもらうこともできるため、まずは自治体の担当者に相談し、家族全員が笑顔で過ごせる方法を一緒に考えてもらうと良いでしょう。
身体介護で念願の一人暮らしが叶いました
両親には身体的負担をかけたくないため、地域の自立支援センターに相談したところニチイの介護サービスを紹介していただきました。
サービスを利用する中でヘルパーさんのできることとできないことがあり、戸惑うこともありましたが、仕事を理解していくうちに戸惑いもなくなりました。
日替わりで色々なヘルパーさんが来てくれるのですが、ヘルパーさんの数だけ生活の知恵を得られるため施設生活よりも充実した日々を過ごせています。
そのため、介護を必要とする方の希望に添えない場合もあるようですが、ケアプランの見直しによって、対応可能な場合もあるためまずは相談してみると良いでしょう。
ニチイの介護の評判は悪い?利用者の口コミ評判まとめ
やってほしい事をお願いしても断られてしまったという口コミはありましたが、介護保険法によってやってはいけないことがあるため、ニチイのサービスが悪いということではありません。
ニチイのホームヘルパーについて悪い評判というのは見受けられず、ヘルパーのおかげで生活が豊かになったと感じている人が多い印象で、全体的にニチイの介護に満足していることが調査によって分かりました。
ニチイの事業内容と強み
ニチイが展開する事業内容と強みについてお聞きしました。
高齢化社会に対しても揺るぎないサービスを展開すべく、事業部間を超えた業務連携を行っており、現在は医療関連事業における受託件数は約8,000件、介護事業における介護施設数は約1,900箇所、保育事業における保育園数は350箇所と全国に展開しております。そのため、ニチイという屋号を色々な所で見かける事ができると思います。
また、教育講座も事業として持っておりますので、教育講座で学んだ医療事務の知識や介護職員初任者研修の資格を活かした就業場所のご案内ができます。
ニチイは全国展開しているため、ご自宅近隣などでお探しできますので、そこが他社様とは違う強みかと思われます。
また女性比率がとても高く、管理職・役員としても女性が多数活躍し、育休なども取りやすい環境になっており、皆さんが復職されてご就業されているのも強みとなっております。
ニチイ社員の口コミ評判
若手でも活躍の場が多い
入社3年目で介護福祉士の国家資格を取得し、5年目で拠点管理者、7~8年目でエリア長を目指し、将来的には幹部候補となるような人材育成を支援しているため、入社間もない時から目的意識をもって仕事に取り組むことができます。
意欲的に取り組める人にとっては活躍のチャンスが大きい場だという口コミもあるため、人の意見に耳を傾けることができ、しっかり指示を出せるリーダーの素質をもった人にお勧めの会社といえるでしょう。
現場を第一に考え行動する社員が多い
どんなに忙しい業務も“現場を第一に考えて、いかに配慮しながら効率的な業務ができるか”を意識することで業務量の軽減につながるアイデアが社員の中からどんどん出てきます。
そのためには現場の方々とのコミュニケーションも大切だと感じ、日々心掛けて業務に取り組んでいます。
現場の業務量や提出物を軽減するなど、負担を減らすことで業務の効率化に繋がるため、より良いサービス提供に繋がっていることが口コミ調査によって伝わります。
新たなチャレンジを楽しめる人に向いている会社
入社後も先輩がOJTとしてマンツーマンで業務を教えてくれるため非常に心強いし、若手であるこちらの意見もしっかり聞いてくれるなど風通しの良い会社だと感じています。
相手の気持ちに寄り添って行動できる社員が多く、人として魅力的な人が沢山いるため「自分もこうなりたい」という意欲が湧いてくる会社です。
ニチイ社員の口コミ評判まとめ
また、社員の意見が通りやすい風通しのよい社風だと感じている社員も多く、現在進んでいる新たな人事制度や職場環境に満足している印象です。
採用情報
その他にも一度ニチイを退職された方のカムバック採用も導入するなど、採用に積極的です。
今回は新卒採用を対象にニチイの募集職種、給与、求める人物像、社風、福利厚生・待遇について担当者様にお聞きしました。
募集職種と給与
職種/要項 | ビジネス総合コース | 医療マネジメントコース | 介護マネジメントコース |
応募資格 | 大学生/大学院生 | 大学生/大学院生 | 大学生/大学院生 |
募集人数 | 30名程度 | 30名程度 | 30名程度 |
初任給 | 大卒250,000円 大学院卒285,000円 | 230,000円 | 232,970円~243,570円 ※資格により異なる |
昇給 | 年1回(6月) | 年1回(6月) | 年1回(6月) |
賞与 | 年2回(6月・12月) | 年2回(6月・12月) | 年2回(6月・12月) |
求める人物像
また下記の点についても重要視しています。
- 俯瞰して率いることができるリーダーシップを発揮できる方
- 戦略的思考を持って物事を分析・解決していくことができる方
- 周囲を巻き込み、動かすコミュニケーション能力をお持ちの方
- 人と接することや対話することが好きな方
- 自己成長・キャリアアップを望んでいる方
- 経営的視点を身に付け、自ら計画・実行したい方
- ソーシャルビジネスに興味がある方
- 人・社会・地域のための社会貢献性の高い仕事に興味がある方
ニチイの社風
新たなニチイを創り上げるために邁進しながらも、「社業の発展を通して豊かな人間生活の向上に貢献する」という経営理念を深く理解した従業員が多いため、元々のニチイ文化と新たなニチイ文化が良い意味で融合しているように感じております。
2016年4月には経営理念に基づく「ニチイのビジョン」を策定し、その達成指標として「モラリティ」「商品力」「売上高」「利益額」「社員待遇」の5項目において業界No.1となる「ターゲットファイブスター」の実現を設定いたしました。
事業戦略を迅速且つ確実に実行するために「コーポレート・ガバナンス」「コンプライアンス」「人材(女性の活躍、ダイバーシティの推進を含む)」「顧客課題」「地域の安心・安全」を経営の基本条項としながら、仕事に関わる皆さまとの良好な関係づくりに努め、強固な事業基盤の整備を図っております。
福利厚生・待遇
諸手当 | 通勤手当(月額 50,000円まで)、時間外勤務手当、家族手当、住宅手当等 |
休日 | ■ビジネス総合コース、医療マネジメントコース 土日祝日休みの年間122日(2023年実績) ■介護マネジメントコース 4週6休の年間109日(2023年実績) |
勤務地 | 本社(業務によっては全国転勤が発生する可能性あり) |
勤務時間 | フレックスタイム制(コアタイム11:00~15:00) 月の決められた就業時間を自身で調整しながら勤務 |
研修制度 | 入社時導入研修、ブラザーシスター制度、OJT制度等 |
ニチイが取り組む社員の負担軽減
「夜間オンコール代行」とは、特養や有料老人ホームなど介護施設に特化したサービスで、介護施設の看護師に代わり、ドクターメイト社の看護師が夜間オンコールの対応を行うサービスです。
代行者も看護資格を持つ方なので安心してお任せすることができます。導入企業からは「夜間体制が維持できて安心できる」「働き方を改善することができた」「離職が減った」などという声があがっています。
課題だったオンコール待機を解決
弊社は全国に介護付きホーム(特定施設入居者生活介護)が68拠点あります。その中では常勤の看護職員の配置が必要になるのですが、常勤の看護職員の採用と定着が課題となっています。
常勤の看護職員が採用できない理由の一つが「オンコール待機」でした。
「オンコール待機」がネックになってしまったり「オンコール待機」が負担で離職につながってしまったりするケースが多くありました。
看護師の採用・定着が難しい理由の一つが「オンコール」であるため、それを解決するために「オンコール代行」の導入を決めました。
導入後の変化と現場の声
「夜間オンコール代行」の導入をきっかけに、会社としても夜間看護体制加算取得の推進を図ってきましたが、その結果、全国68拠点のうち44か所で取得できるようになりました。
夜間看護体制加算取得は体制がしっかりと整っている施設だというアピールにも繋がりますので、ご入居者やそのご家族の安心材料にもなっていると思います。
導入施設の職員からは「夜間に待機する必要がなくなり、心身ともに負担が減った」「日勤の業務に集中できるようになった」という声を聞いております。
弊社では各施設で必要に応じ、職員の負担を軽減できるような取り組みを行っております。給与も決して悪くなく、福利厚生や待遇も充実しています。
「夜間オンコール代行」および弊社の最新情報についてご興味ある方は、ぜひ公式ホームページをご参照ください。
人手不足解消のためにニチイが行っていること
カムバック採用とは、過去にニチイに在籍されていた方を対象とする採用制度です。
給与は在籍時の金額を考慮し、昇給額も加味されます。特別休暇については復職時の条件からさらに付与されます。
復職できるのは医療、介護、家事代行、保育の現場社員の方です。
雇用形態は専門職である正社員、契約社員などがあります。募集中の求人内容によって決定いたします。
カムバック採用を導入した理由
これらの業界では人材不足が長年の課題となっております。そこで、もう一度ニチイで働きたいと考える方にニチイとつながるきっかけを作りたいと思い、カムバック採用が誕生しました。
エントリーから採用までの流れ
採用選考は1~2回の面接を予定しており、合否連絡は面接実施から1週間以内にお伝えしております。
その他わからないことがあれば採用担当にお問い合わせもできますので、お気軽にご相談ください。
たとえば出産を機に退職したけれどお子さんが成長し時間ができた方、生活が落ち着いたため改めて就業したいと考える方、転職先で磨いたスキルをニチイで活かしたいという方など、復職する理由は様々です。
ニチイが展開する事業は人同士の触れ合いやコミュニケーションが深くかかわっています。社会になくてはならないサービスでもあるので、復職して活躍できる場はたくさんあります。
ニチイを一度退職された方でカムバック採用に興味があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
売上高構成比
事業所は全国各地に多数展開しているため、企業の運営として安定しております。グループ企業なので社員の方たちにも安心して働いていただけるかと思います。
学部学科系統はビジネス系28%、教育・社会学系27%、福祉系19%、文学系8%、その他が19%となっており、様々な学部の方を採用させていただいております。
今後もニチイでは環境改善に取り組み、より働きやすい職場環境を整えられるよう力を尽くしてまいります。
「接遇コンテスト」でおもてなしスキルを強化
医療、介護、保育といったサービスは年々需要を増しており、コミュニケーションが欠かせません。関連する施設を全国に展開するニチイホールディングスは「Heartful Action~ニチイ最高のおもてなし~」という理想の接遇像により近づくため「接遇コンテスト」を行っています。
3回目を迎える2023年は、既存の医療関連部門に加え、自治体窓口部門を新設しました。全国の各施設から総勢764名のエントリーがあり、当日はファイナリスト18名によってスピーチやロールプレイングを行い、厳正に審査されました。
コンテストの目的は、接遇の質向上や患者・住民・職員の満足度向上です。さらにスタッフが目指すべきロールモデルの構築、接遇意識やスキルの向上も目指しています。
2021年から行われていますが、最初はコロナ禍のためオンラインでの開催でした。3回目となる2023年は初めて会場に集合しての開催となり、緊張感と期待にあふれるコンテストとなりました。
医療関連部門では、特に患者様やご家族とのコミュニケーションが注目されます。そのため、信頼を得るための接遇、多様性への配慮、安心感を与える対応などが評価のポイントとなりました。
自治体窓口部門では、来庁された方の目的を汲み取ったうえでサービスが提案できるかどうか、不安を与えないおもてなしができるかどうかなどが評価のポイントとなりました。
それぞれの部門のグランプリ受賞者は、「Heartful Action~ニチイ最高のおもてなし~」を体現するとして高く評価されました。医療関連部門では、準グランプリや特別賞を受賞した方もいます。
受賞者には社長から直々に表彰状が授与され、バッジや楯といった副賞も贈られました。
日本では医療、介護、保育のサービスの需要が年々高まり、1人1人への細かいサービスが求められています。そのため、1つとして同じ対応はありません。その時々に応じて臨機応変な接遇が求められるでしょう。
接遇コンテストを実施することでおもてなしに対する意識が高まり、スキル向上へのモチベーションアップになると思います。受賞された方に影響されて新しい目標が生まれた人もいるかもしれません。
ニチイホールディングスではこのように社内でコンテストを開催することで、互いに刺激し合い、切磋琢磨して今後もスキルアップを図っていきたいと考えております。
女性社員の働きやすさについて
社員の80%が女性であり、管理職にも女性が多いというニチイでは、創業時から女性が活躍するステージが出来上がっており、それがニチイの文化として根付いています。
女性が多い会社ということもあり、出産や育児に対するサポートも多数行っています。育休後は復職している社員が多く、時短勤務やフレックスタイムなどを活用されているそうです。
2013年6月には子育て支援や仕事との両立などに積極的に取り組んでいる企業として、厚生労働省から「次世代認定マーク(くるみんマーク)」を取得しました。
このことから、ニチイホールディングスが積極的に子育て支援に取り組み、女性社員がより働きやすい環境となるよう取り組んでいることが分かります。
フレックスタイムを活用しながらフルタイムで働く、子育て中の社員の方もいます。
コアタイム以外の時間帯では中抜けもできるため、在宅勤務と組み合わせて時間を調整しているそうです。
たとえば、朝からオフィスに出勤し、16時ごろに一度保育園のお迎えや夕ご飯を作るために勤務を中抜けします。その後落ち着いたら残りの仕事を在宅勤務でこなします。
子供の体調不良で出勤できないときは、勤務時間をずらして朝のうちに病院へ行き、子供の様子を見ながら在宅勤務で対応する、という働き方も可能です。このような選択ができるのはニチイの耐性だけでなく、理解ある周りの社員の方のおかげでもあるでしょう。働き方の選択肢が増えると、任されている仕事を滞りなく最後まで遂行できると思うので安心です。
育休中に資格の勉強をすることもできます。業務に直結する資格としてキャリアコンサルタントを目指す方もいるそうです。
さらに先を見据えた目標として、今後入社する方がより子育てしながら働きやすい環境を作りたいと考えています。たとえば復職する際、やはり緊張もあると思うので事前に会社の近況を復職者に伝えるなど、より復職しやすい取り組みを人事として考えています。
社内の人同士をつなぐ社内向け広報にも力を入れているので、地域や事業の垣根を越えて、社員同士がつながり結束力を高めていけるでしょう。
創業時と比べて幅広い働き方ができるようになった今、ニチイホールディングスでは働く女性のロールモデルをつくり、働き方で迷ったり悩んだりしている人の参考になる情報を発信していくことを目指しています。
女性の支援だけでなく男性の子育てに対する関心が高まり、ニチイ内の互いに支え合う文化はさらに強く根付いていくと思います。
ニチイホールディングスの資格取得支援制度
ニチイホールディングスは資格取得支援制度が充実しています。
4月から始まった「医師の働き方改革」に伴って、需要が増えている医師事務作業補助者の育成を目指せる「メディカルドクターズクラーク講座」では、内容を医師事務作業補助に注力することで、受講料や学習時間などを見直しています。
また、講師から直接指導を受けられる「通信+通学」コースや、好きな時間に自分のペースで学ぶことができる「通信」コースを選ぶことができます。
選択肢を用意してもらえることで、それぞれのスタイルに合った学び方を選ぶことができるでしょう。
「医療事務講座(速修 病院受付)」は「医療事務講座(はじめての病院受付)」と名称を改め、わかりやすくなりました。さらに受講形式を「通学」から「通信」へ変えているため、自宅でも学ぶことができ便利になっています。
ニチイホールディングスの医療事務講座は、医療と教育の現場で培ったノウハウを豊富に盛り込んだ内容となっています。それにより実践的な学習内容であるため、受講した方は即戦力になることができる実力を身につけられます。
質の高い講座と効率よく学べる環境によって、約50年間で80万人以上の修了生を輩出してきました。
医療体制は年々変わりつつあります。医療機関の現場では、これまで以上に患者さんへのサービスが求められ、医療事務職の活躍するステージは増え、多様性も増しています。
そのため、ニチイホールディングスはより多くの方に受講しやすい価格や受講形式、実践に近いカリキュラムを提供しようと考えました。
実際に多くの人材を輩出し、現在も教育と資格取得支援を続けています。
ニチイホールディングスで資格取得+就職で受講料キャッシュバック
資格取得支援の一環として、ニチイホールディングスでは受講料キャッシュバック制度を実施しています。
これはニチイで「介護職員初任者研修」または「介護福祉士実務者研修」の資格を取った方が、ニチイの介護拠点に就職し特定の条件を満たすと、給与とともに受講料がキャッシュバックされるという制度です。
全国に拠点があるため、就業先を見つけやすい点が特徴です。また、希望に沿った就業先を紹介してもらえます。
上記のような資格取得支援をしてもらえるため、資格が取りやすく、その後の就職先も探しやすくなっています。
興味がある方はぜひ一度、ニチイホールディングスの資格取得支援を調べてみてください。
採用担当者に聞く福祉・介護業界の採用傾向
担当者様に福祉・介護業界の採用傾向についてお聞きしました。
介護というものがもっと身近になってくる将来に向けて、新卒学生さんの意識もすごく高まっていると感じます。
現場で働く従業員も必要ですが、コーポレートスタッフも大切な存在です。
介護業界を変えていきたい、ニチイが業界を牽引する!などの熱い向上心を持った学生さんに是非ご応募いただきたいと思います。
また、介護に関わるスタッフは論理的に物事を考える力が必要になってきます。
課題に対してどう解決するか個人で考える力はもちろんのこと、時には周りを巻き込みチームで動く協調性も必要です。
「介護、医療、保育を知らないけど大丈夫ですか?」と面接時によく質問をいただきますが、ニチイの場合ですと、その点についてはご入社後に学んでいただくので大丈夫です。
福祉・介護業界の強みと弱み
超高齢化社会によって高齢者が増えてご利用者様は増えても、それを支えるスタッフがいなければビジネスとして成り立ちません。
都市部においては大手福祉系企業が働き手を取り合っている状況ですので、ここも業界をあげて何らかの対策を講じていかないと、中小企業の福祉系企業が生き残れない環境になると思われます。
景気などの影響は受けにくいですが、常に働き手不足という環境を変える必要に迫られています。
今後の業界について
そして、一番の課題は働き手の問題です。
都市部に限らず地方部においても質の良いサービスを展開するには余裕を持ってスタッフを確保する必要があります。
給与・福利厚生の見直し、外国人労働者の確保など業界をあげて必要なことを整備していくことになると思われます。
ニチイの今後の展望
外資本が入っている為、今後の詳細はお伝えできないのですが、これから迎える超高齢化社会に対し、ニチイとして社会に貢献できる事を一つひとつ丁寧に「やさしさを、私たちの強さにしたい。」を合言葉に邁進して参ります。
ジョブリエ編集部まとめメモ
ニチイでは、50年以上築き上げてきた事業規模やノウハウを大切に残しながらも「第二の創業期」を掲げています。
人事制度の見直しや働きやすい職場づくりを整えるなど、新たに成長している企業であることからサービスを利用する方にとっても働く社員にとっても評判の高い会社であることが調査によって分かりました。
また、担当者様への取材によって、調査だけでは知る事ができなかった採用情報や今後の業界の動きなども教えていただくことができました。
ニチイは仕事を通して人のための活動や社会貢献がしたいと考えている方にお勧めの会社といえるでしょう。
会社概要
会社名 | 株式会社ニチイホールディングス |
設立 | 2020年4月 |
代表者 | 代表取締役社長 森信介 |
事業内容 | グループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務 |
アクセス | (本社) 東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ |
公式サイト | https://www.nichiigakkan.co.jp/ |