新卒だけどもう辞めたい…と入社早々悩んでいるあなたへ

新卒だけどもう辞めたい女性 お役立ち情報

はじめに

4月から新卒で入社し、晴れて社会人になったものの入社数ヶ月で、
「もう会社に行きたくない…。」
「辞めたい!」
と思い悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

「辞めたい」「辞めたいかもしれない」「辞めたほうがいいかもしれない」、退職を考えるきっかけはいくつかのジャンルに分けられます。2つに大別すると、自発的なものか、周囲に起因するものかです。自分が「辞めたい」と思うのか、親や友人があなたの様子を見ていて「辞めたほうがいいんじゃない?」と勧めるのか。あなたはどちらでしょうか?

新卒で入社したばかりだけど辞めたいと思う理由は?

周囲に心配され退職を勧められたり休暇を勧められているわけではなく、自分の意思で「辞めたい」と気持ちが先行している時の理由には、どのようなものがあるでしょうか?

新入社員1
入社してすぐの研修で、社訓を大声で言ったり、超体育会系というか宗教っぽくて嫌になりました…
新入社員2
毎日の早起き、満員電車がつらい…
新入社員3
先輩の言い方がきついし、指導が厳しいから会社に行きたくない
新入社員4
飛び込み営業がつらい。
新入社員5
電話越しのお客様に怒鳴られた!もう電話取りたくないし、辞めたい。
新入社員6
入社してみたら、毎日のように遅くまで残業!しかも残業代も出ないブラック企業っだった。
新入社員7
求人の情報と全然違った。社内の雰囲気は悪いし、業務内容も募集してた業務と全然違う部署に配属された!
新入社員8
セクハラを受けている…誰に相談していいかも分からない。
新入社員9
飲み会で先輩にお酒を強要される。。
新入社員9
自分にこの仕事は向いていない。

あなたと同じ気持ちのものはありましたか?
新卒入社だけではなく、中途入社でも、誰もが仕事をしながらふとした瞬間に
「この仕事がしたかったのかな?」
「学生時代は良かった、昔は良かった」
「これが自分の姿なの?」
仕事に悩み、退職を考えることはあります。
あなたの両親や手本にしている人でも、一度は考えたことがあると思います。あなただけではありません。

ゴールデンウイークなどの長期休暇が終わる時、入社して1週間・1ヶ月・半年などの節目など、辞めたい気持ちが押し寄せ憂鬱になりがちです。
その理由は、上記であげたように、研修が面白くなかった、先輩や上司が怖くて職場での人間関係が円滑でないなど、様々でしょう。

辞めたいと思ったら

会社を辞めたい気持ちは、あなた1人が考えることではなく誰もがその気持ちに直面するものです。
しかし1人よがりで論理的に深掘りせずに考えていても、思考が何も発展せず実りがありません。
「辞めたい」という気持ちが膨らんできたら、論理的に現状やこれから、数年後の未来を考えて見ましょう。

ただし周囲があなたに退職を勧める助言をくれるときは、会社のカウンセラーや相談窓口などに電話をしたり面談を設定して、話をする時間を設けましょう。
周りから見て心配される、自分は大丈夫だと思っているけど周囲が心配してくる、これは良い状態と言えません。顔色が悪いとか痩せたとか目がうつろとか、目に見える不調のサインは危険な兆候です。

新卒で辞めたら、会社にはどんな影響があるのか

セクハラやパワハラ、モラハラなど不当な扱いを受けているのであれば、退職後の会社のことや、退職に伴う会社の痛手などは考えなくても構いません。

しかしそういった不当な扱いなどが理由でなく退職を考えているのであれば、少しだけ、会社のことも考えてみてください。

新卒入社ですぐ辞めて、会社に与える影響をまとめると、

  • 時間を無駄にする→採用担当者や研修担当者の、新卒社員のために割いた時間
  • 費用を無駄にする→求人サイトへの掲載費用、新入社員用に揃えた文房具や名刺、ハンコなど費用
  • 気持ちを無駄にする→先輩社員・上司からの期待

があげられます。
一人雇うのに、会社は多大な時間と費用をかけているのです。
辞める前に、少しだけでもいいので会社側のことも考えてみましょう。

採用には、意外と時間・費用・労力がかかっている

あなたの入社時に、同期入社として入社した仲間は何人いますか?
あなた方が入社するまでに人事部の採用担当者は、かなりの枚数の履歴書を読みます。まず書類上で選ばれ、あなたの経歴は書類上で何か光るものがあったために人事担当者の目に留まったのです。
そして面接の日時を設定するまでのやり取り、面接日時の時間確保、多くの面接者の中からあなたの発言した内容をよく検討し「よし、うちの会社はこの子に決めた」と採用を決定するまでの時間。

あなたの採用には、人事担当者の時間が割かれています。1時間、2時間ではありません。
採用の連絡後には、内定式や入社式や新卒入社社員との懇親会に伴う社内各部署の課長や部長との日時調整など、人事はとにかく忙しい仕事です。細々としているようで地味に時間が割かれる業務を、あなたの入社のために行います。

また求人情報サイトを利用し採用を行った場合、様々な費用プランがありますが、例えば「1名採用が成功するごとに数十万円」「求人サイトの目立つ位置、充実の掲載情報にすると百数十万円」など、採用するために会社側は費用をかけているのです。

そんな時間やお金を費やして、一緒に働きたい!と思い、やっと入社してくれたあなたが
すぐ辞めてしまったら、会社側としては悲しいですよね。

教える側の上司・先輩も苦労している

そして入社した後には、配属部署での勤務が始まります。入社して右も左も分からない状態でしょう。コピーの取り方やビジネスメールの書式、ビジネスメールで使う敬語や尊敬語がまともに使えない新卒社員に、先輩社員がイチから教えます。“教える”というのは、なかなか体力・精神力のいる作業です。

あなたの先輩や上司は、言い方がきつく、嫌味で、何を考えているかわからないかもしれません。彼らはあなたたちに仕事を教えるために、彼らの時間をあなたに投資しているのです。あなたが憎ければ教えません。

新卒社員のあなたは
「あなたたちは先輩でしょ、上司でしょ、私たちに教えるのが仕事でしょ」
と思うかもしれません。果たしてそうでしょうか?あなたの仕事こそが「先輩や上司のレベルに自力で追いつけるよう努力すること」であり、上司や先輩があなたにOJTや研修を行うことは義務ではないのです。

1回教わった同じことを何度も質問をするのは先輩や上司の時間を盗んでいます。メモしてなかったの?と言われて当然です。
教えている間、先輩社員は自分のやらなくてはいけない仕事を止めているのです。
日中、研修をすることで残業になってしまう先輩社員もいます。

学生気分から抜けよう

学校は「学費を払っているから対価として教えて」もらいます。あなたが新卒入社した場所はどこでしょうか。
大手、外資日系、マスコミやIT、金融、地銀、看護や介護、小売りや工場、公務員など様々な業種業務があるでしょうが、あなたたちがいるのは会社です。
会社は仕事での貢献に対してお金をもらうことができるのです。できないことがあるのであれば予習復習をするとか、能動的に動かなければならないのです。何もできないのに4/1に入社して次のお給料日にはお給料をもらえるなんて、ありがたいと思いませんか?

会社に貢献したくないのであれば辞めるべきですし、誰も止めません。しかし辞めるとなると、先輩や上司があなたに仕事を教えるために割いてきた時間もお金も一緒に捨てるようなものとなります。

新卒で辞めたいときのチェックポイント

では、会社を辞めたいと思ったときに本当に辞めるべきかどうかのポイントはどういったところでしょうか?

これが当てはまったら、辞めたほうがいい?!

法に触れるポイントがあれば退職しましょう。つまりセクハラやパワハラ、モラハラです。
証拠とともに会社を訴えることや、退職時に法に触れることを理由にして交渉が可能かもしれないので、書面及び録音音声などで証拠を確保します。iPhoneにも録音機能はありますから、音声の証拠を残すことは難しいことではありません。
また、会社にハラスメント相談窓口の担当部署があれば、一度相談してみるのも手段のひとつです。

すぐに辞めるべきではないかも?!

法に触れる理由があるわけではないが退職を考えている時は、

  • 今後の見通しが立っているのか?
  • 今後の計画があるのか?
  • 転職活動をする際に「前職を退職した理由」が明確に述べられるのか?

これらを考えた上で退職に踏み切ることが懸命といえます。
つまり、退職してから今後のことを考えるのではなく、「辞めたい」なら「次の下地を作って、準備や用意を周到に支度してから退職をする」ということです。

例えばHTMLコードが打てる、美容師などの国家資格があり手に職で職場は選び放題、という状況であれば転職先に困らないことは多いです。しかし、今のあなたを客観的に見て、次の会社があなたを採用してくれるでしょうか?あなたの退職理由は、次の仕事の面接官や仲間が聞いた時に納得してくれるでしょうか?そういったことを考えて退職すべきが改めて考えてみましょう。

自分にこの仕事は向いていない

まだ入社して数ヶ月なのに「この仕事は自分に向いてない」と思って辞めたいと考えていませんか?
しかしその判断は早いかもしれません。

新卒で入社して、いきなりすべてを上手くこなせることは、ほとんどないといっていいでしょう。
はじめは誰でもうまくいかないものです。
自分の不甲斐なさに苛立ったり、悲しくなったりすることがあるでしょう。しかしこれは、あなただけではありません。

毎日仕事をしていくうちに作業に慣れてきて、要領よく進められたり、苦手だったことも乗り越えられるようになっていきます。

ただ、この「慣れ」を感じるまでには個人差がありますが、1年~2年かかるでしょう。
ですので、とりあえず1年がんばってみてから自分に合っているか判断してみてもいいのではないでしょうか?

辞める時の注意点

様々なことを加味して退職に踏み切ることを決断したら、遅くとも1ヶ月前には直属の上司に伝えましょう。
多くの企業や組織はあなたの成長を考えて、教育の計画を考えているため、
言いにくい気持ちがあるかもしれませんが、1ヶ月〜3ヶ月前には伝えましょう。
バックレは、もってのほかです!絶対、バックレはNGです!

新卒(社歴1年以内)で辞めるメリットとデメリット

メリット

メリットは、若くて知識が浅い、フレッシュで無知なので育てがいがある、特定の企業文化に染まっていない点です。
転職市場では応募に際して年齢制限を設けている企業が多いのですが、新卒3年以内程度であれば年齢制限に引っかかり応募ができないということはほとんどありえません。

デメリット

デメリットは、経験値やスキルが低すぎると、新卒入社をした時の会社規模や条件を上回る企業や職種への転職が難しいことです。

企業の面接官である人事担当者は素人ではありません。「人間関係が悪くて辞めた」と言えば「うちにもクセのある人はいますし、人間関係で悩むかもしれません、また退職しますか?」と切り返されるかもしれません。
入社1年未満で退職していると、またすぐ辞めるのでは?というイメージを持たれます。他の候補者の経歴とも比べられますので注意が必要です。

辞めることでの会社への影響でもあげたように、会社側は採用に時間と費用を使っていますので”すぐ辞められる”のは避けたいのです。

さいごに

体調を崩したり、過労死しそうな不当条件下で働いているなどであれば、無理は禁物!証拠をかき集めてすぐにでも退職するべきです。
しかし自分本位の浅はかな理由の場合は、無計画・浅い計画で動くのはすすめません。

意外と、「退職したい」をいう話をつまみにビールを飲み、友人や同期の話を聞いて「みんなも辛いけど頑張っているんだな、私も俺も頑張ろう」と思うとやれる時もあるものです。
そして、続けていくと先輩や上司と打ち解けてきて、ストレスが減ることもあるものです。

時代の流れとしては、ノマドワーク・在宅勤務・旅をしながら働く・遊ぶように働く、こういったフレーズも昔より多く飛び交い、「正社員じゃなくてもいい」「田舎暮らしでもいい」「仕事が嫌なら辞めてしまえばいい」という意見もあります。耐えられないのであれば嫌なことから逃げてもいいと思います。

しかし、今後の計画、貯金などの費用面、親や友人への体裁などを整えないままに走り出すのは少し不安が残りませんか?せめて1年分程度は見通しを立てて、誰かに相談してから動きましょう。