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オープンハウスってどんな会社?

株式会社オープンハウスは、1997年に渋谷で創業しました。創業から約20年弱で、Forbes誌により、アジア優良企業TOP50に選出されたことでも知られる不動産の大手企業。2018年からは、ヤクルトスワローズのトップスポンサーも務めているんです。
事業としては、不動産総合ディベロッパーとして、新築戸建やマンションの開発、販売、分譲など幅広い事業を手掛けています。
また、国内のみならず海外事業にも力をいれており、不動産販売以外にも融資から売却までを、一括して提供。一般向けから富裕層まで、幅広い層への販売ノウハウがあるのも特徴といえます。
そして、オープンハウスは過去6年間の平均成長率は30%を越え、社員も2,000名を越える、日本有数の不動産会社となりました。
企業理念
企業理念は、以下の3つの軸で構成されています。
- 「お客様が求める住まい」を愚直に追求し続けます。
- やる気のある人を広く受け入れ、結果に報いる組織を作ります。
- 業績をあげ規模を拡大し、社会に必要とされる不動産会社となります。
社会とお客様だけでなく、社員に対しても「結果に報いる」と宣言しています。理念で社員への評価を明確にしているのは、働く側にとっては、とても安心だと感じますね。
オープンハウスの特徴や強みを解剖しよう!


その事業拡大の軸となる、オープンハウスの特徴と、代表的な特徴を形作る強みとなるポイントをここでは整理していきます。
オープンハウスの特徴


「急成長」
「急成長」は、創業から20年で日本有数の不動産企業となった力を、売上一兆円の目標達成を目指し、さらに事業拡大を進めていくという内容です。
「実力主義」
「実力主義」は、年齢・性別・入社年次に捉われない、徹底した公平な評価のもと、社員の実力を最大限に評価することを企業として掲げています。
「ビジネスモデル」
「ビジネスモデル」は、製造から販売までを一貫して自社で行うことで、新たな顧客ニーズを迅速な意思決定でサービスに反映するなど、新たな取組みを積極的に行っていく決意が込められています。
オープンハウスの特徴はこの3要素に集約されていて、とてもシンプルといえます。次に、この特徴を形成する、強みポイントを確認していきましょう。
オープンハウスの強み


事業の強み1:製造から販売までを自社で行える
「製造から販売までを自社で行えること」は、事業の最大の強みといえます。
販売を中心として顧客ニーズを吸い上げ、新たな商品開発を行うビジネスモデルを採用しています。一般の不動産企業とは全く別の手法で、ニーズを早く反映し、価格も抑えて提供できる点がまさに強みです。
ユニクロやニトリのような、ニーズの反映スピードが速く、価格を抑えて提供するビジネスモデルを追求しているのが、成長速度が早い秘密でもあるのかもしれません。
事業の強み2:リスクの低い事業での収益化
「リスクの低い事業での収益化」は、リーマンショックなどの世界的金融危機に備え、価格変動の低い都心分譲などを、着実に収益化する方針をとっています。企業が安定して経営を続けるために継続している事業であり、安定感を増す強みとなっています。
企業の強み:社員モチベーションの高さ
最後に、企業の強みとして「社員モチベーションの高さ」もあります。
フラットな評価制度や年収の向上など、モチベーションUPの為の取組みも行われていますが、指導方法や待遇が大きく見直されたこともあり、以前より働きやすくなっているのも一因のようです。
荒井正昭社長はどんな人?社長を知れば会社がわかる?!

オープンハウスの社長である荒井正昭氏は1965年、群馬県出身。
高校卒業後、上京し2年間、大学受験のため予備校に通っていました。
しかし東京の生活が楽しすぎて受験には失敗。母親から「帰ってきなさい」と怒られることに。
しかし「田舎には帰りたくない!」という一心で、アルバイト生活から、歩合制の不動産会社・ユニハウスの営業職に就職。
ここで、中学時代からの夢であった「司法書士になる」を叶えるため、司法書士受験の専門学校に通うための学費を稼ごうとしました。結果、その会社には10年間、勤めることに。
その後、会社員としての成長に限界を感じた荒井正昭氏は1997年に株式会社オープンハウスを設立し代表取締役に就任。
まずは不動産流通の世界的ネットワークである「センチュリー21」の加盟店として7年連続売上ランキング1位を達成します。
その後、2012年に「センチュリー21」とのフランチャイズ契約は解消して、自社ブランドによる営業を開始。
「東京に、家を持とう。」というキャッチコピーが表すように、都心に戸建て住宅を持ちたい人たちをターゲットに躍進し、2013年には東証一部上場。
現在も、「2020年までに売上5,000億円」という目標達成に向けて邁進しています。

オープンハウスの採用情報・ブラック企業は本当か?


オープンハウスは、急成長の反動もあってブラック企業と噂された時期もあったようです。
結論としては、現在は日本有数の企業となったことで、待遇や風土なども大きく改善されています。真実を確認する為にも、待遇を細かく見ていきましょう。
オープンハウスの気になる応募条件は?給料・賞与は?
応募条件は、普通自動車免許(AT可)があれば、未経験でもエントリー可能です。学歴も関係なくスタートできます。
給与は、新卒でも中途でも営業の場合は初任給30万円以上からと、かなり高い水準となっています。
それもそのはず、20代の平均給与は上場企業の中で、最も高い水準が支給されているのです。
採用HPにも掲載されている通り、未経験スタートが90%の企業でありながら、営業職入社5年目の平均年収が1,000万円を越える実績となっています。

オープンハウス公式採用サイトより
賞与は年に2回(6月・12月)。また年4回行われる社員表彰式にて、インセンティブもあるそうです。
研修ノウハウも確立されている為、トップ営業は元美容師や消防士などが中心。個性を生かしながら、未経験からスキルをつけられるのは魅力といえるでしょう。
未経験の先輩が活躍しているので、同様に未経験で始める方も安心ですね。
キャリアアップや評価制度をチェック!

フラットな組織を明示しているだけあって、昇格・昇進もスピーディーなのも特徴です。
年齢などに関わらず、実力次第で昇進できるので、昇格・昇進の機会は年4回設けられているんです。
また、20代社員や入社間もない中途社員に対しても評価はフラット。20代の管理職が70%を越えているのが、公平な評価を表しているのかもしれません。女性社員も多く活躍しているので、年齢・性別関係ないようです。
オープンハウスはブラックなの?営業職について

営業とひと口にいってもカテゴリは様々。対一般顧客向けの「居住用不動産」「投資不動産」の他、対法人に向けた「土地仕入れ」「投資不動産」など幅広い事業があります。
ご自身の特性や興味にもあわせ、キャリアアップしながら様々な仕事に関わっていけるのも特徴です。
また、不動産営業の場合は「軍隊式に厳しそう」、「契約をとるのが大変そう」といったイメージもあり「不動産営業はブラックだ…」と思われがちです。
有名タレントさんのCMにも代表されるように、オープンハウスはネットやTV広告にもかなり費用が掛けています。
また、オープンハウスは創業21周年、圧倒的成長を誇る東証一部上場企業です。
認知度・知名度が高くなると、営業はかなりしやすいものです。当然仕事が思うようにいかないこともあるでしょうが、個性と意欲を生かしながら、楽しんで仕事に取組むこともできるでしょう。
オープンハウスの休みはどのくらい?気になるワークライフバランス

沢山給与が貰えても、休めなかったり強制ばかりだとストレスも溜まります。ブラック企業といわれても仕方ありません。
週休2日制、春季・夏季・年末年始休日、年次有給休暇(半日有休取得制度有り)、特別休暇(慶弔他)、産前産後休暇、育児休暇、介護休暇、子の看護休暇
オープンハウスの待遇面を確認した所、夏季冬季休暇などもしっかりと整備され、ワークライフバランスも整った社内環境となっている様です。
勤務地について
勤務地についても、東京(23区・武蔵野市)、神奈川(横浜市・川崎市)、埼玉(さいたま市)、愛知(名古屋市)、大阪(大阪市)、福岡(福岡市)と各地に用意されています。
基本的には勤務地も選べ、希望の土地でキャリアをスタートできるのも、嬉しいポイント。
国内有数の不動産会社で、未経験から不動産のプロを目指せるチャンスです。会社は一兆円、あなたは年収一千万円をまずは目指して成長していくのに、最適の環境といえます。
オープンハウスの福利厚生をチェックしておこう
給与や休日も大事ですが、福利厚生・社内制度の充実度もチェックしておきたい重要なポイントです。
オープンハウスの採用サイトには、”オープンハウスは、社員が幸せに働くことができ、その家族が豊かになる各種制度を保有しています。”とあります。
一体どのような福利厚生・社内制度があるのか見ていきましょう。
ベーシックな手当てや保険はもちろんのこと、年4回ある成績優秀者や永年勤続者への『表彰制度』や、自社物件購入時の仲介手数料が大幅割引になる『マイホーム購入サポート』会社が保有する物件に安価な家賃で住める『社有社宅制度』といった不動産企業ならではの制度など、手厚い福利厚生が用意されています。

その中でも注目したい福利厚生が、『キャリア選択制度』『資格取得報奨金』です。
キャリア選択制度
育児と仕事の両立を支援するために、子育て中の社員が働きやすいよう5パターンの勤務体系(画像参照)が設定されていて、また始業終業時間の変更には柔軟に対応しているので保育園などの時間にあわせての勤務も可能といった、オープンハウス独自の勤務制度です。

なんとこの制度は、社員からの発案で制定されたそう。社員の声を取り入れるというのは、良い社風ですよね。
資格取得報奨金
この制度は、会社の指定した資格を取得すると所定の金額の報奨金が支給される制度です。
なんと最大100万円までの資格取得報奨金があります。
一級建築士/二級建築士/住宅ローンアドバイザー/不動産鑑定士/施工管理技士(一級)/施工管理技士(二級)/税理士/土木施工管理技士(一級)/土木施工管理技士(二級)/AFP、CFP認定者/カラーコーディネーター(一級)/日商簿記一級/日商簿記二級/秘書検定(一級)/秘書検定(準一級)
自分自身のスキルアップになる上、お金ももらえるなんて活用するしかない制度ですね。資格の勉強のモチベーションもアップしそうです。

そんな職場環境だからか、入社2、3年目の若手社員の多くが結婚し、既にマイホームを取得しているそうです。
そうなってくると「オープンハウスはブラック企業」という噂には疑問が出てきます。社員の目線に立ったしっかりとした制度が整っているうえ、企業としても成長を遂げているので、現在はブラック企業とは真逆のホワイト企業なのでは…。
「不動産営業=ブラック」といった勝手なイメージや、昔は体育会系な部分もあったようなので、それらによるものだと思います。
オープンハウスはブラック!?中途で就職した人の評判やクチコミを調査!

そこで、オープンハウスのブラック説について評判やクチコミを検証していきたいと思います。
オープンハウスの評判・クチコミ①【30代前半・中途採用・営業・女性】
お客様のご案内に同行してくれたり、電話で夜遅くまでずっと私の相談に乗ってくれたり…。
そんな上司がいたからこそ、諦めずに頑張り続けることができ、20代女性でマネージャーになれました。オープンハウスでなかったら、私が結果が出るまで待ってくれなかったと思います。

オープンハウスの評判・クチコミ②【30代半ば・中途採用・営業・男性】
自然と引っ張り上げられる環境、社員全員が同じ方向を向いている環境なんて一般企業にはないと思います。

オープンハウスの評判・クチコミ③【20代後半・中途採用・営業・男性】
各工程を1つずつ着実に習得できるので未経験でも、無理なく自信をもって業務に取り組めますよ。

「オープンハウスのブラック説」評判・クチコミについての考察

また、負荷を集中させずに圧倒的なスピードで成長を促す営業プロセスの分業化の仕組みがあることも分かりました。
不動産業界について調査


不動産業界の業界研究にお役立てください。
不動産業界の今後
2020年以降、日本の不動産は大きく変貌を遂げようとしています。
東京五輪後を見据えて、首都圏では大規模な再開発が各地で進み、関西では大阪万博やIR(統合型リゾート)に向けてエリアごと開発する計画が発表されています。完了すれば周辺の住宅需要も高まることが期待できるでしょう。
さらに極めつけの巨大プロジェクトとして、2037年を目標に、東京-名古屋-大阪を結ぶリニア中央新幹線の開業という長期的な一大社会インフラが控えています。3大都市圏を高速で移動できるようになれば、各地の交流が活発になり、企業が支社を設けるオフィス需要の拡大が見込めます。
これら巨大プロジェクトの進展を見据えて、3大都市圏のオフィス空室率は低下の一途を辿り、新築マンションの価格も上昇傾向が続いています。
唯一の問題点だった住宅地の地価も全国的に下げ止まりの傾向にあり、不動産業界にとっては追い風といえます。
不動産業界の強み、弱みは?
一過性のブームではなく、長期的な地に足のついた展望を描けることが、不動産業界のセールスポイントといってよいでしょう。普遍的なビジネスモデルです。
いつの時代も人が家に住み、企業がオフィスを構える社会の構図に変わりはありません。
不動産業界で働く強みは、社会の役に立つ使命感を持って仕事ができることです。
人は家がなくては生活することができず、企業はオフィスがなければ事業を行うことはできません。
必要とする人や企業に、最適な物件を提供することができたとき、不動産業界で働くことの充実感を覚えることでしょう。
半面、不動産業の弱みは競争が激しいことです。インターネットを見ると、実に多くの不動産会社がメディアサイトを運営しています。サイトを訪れたユーザーを一人でも多く物件の購入者に結び付けようと、日々しのぎを削っているのです。
それは裏返せば、いかにこの業界が有望であるかを示しているともいえます。サイトや広告を見て会社を訪れてくれたユーザーを物件の購入や賃貸の入居にまで導けるかどうかは、あなたの腕次第ということになります。
編集部まとめ

以上、オープンハウスの事業内容やブラックな職場環境なのか、みてきました。
急成長し続ける株式会社オープンハウスは、未経験から経験を積みながら、多くの収入も得られる企業だと感じました。
また、待遇や環境整備も整っており、ブラック企業ではないことも現状から汲み取ることができました。
企業自体が成長し続けている安心感や安定感はもちろん、頑張り次第で未経験から管理職として事業に関われるのも、他ではなかなか味わえない経験といえます。
成長していきたい方や営業力を基礎から養いたい方には、学びながら経験を積むことが出来る環境となります。企業と共に成長していける風土は、仕事のモチベーションにも繋がるはずです。
会社概要
会社名 | 株式会社オープンハウス |
代表者 | 代表取締役社長 荒井正昭 |
創業 | 1997年9月 |
資本金 | 42億4,284万円 |
従業員数 | 2,642名(2019年9月末時点) |
事業内容 |
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アクセス | (本社) 〒100-6312 千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング12F(総合受付13階) |
新卒・中途から不動産のプロを目指すなら、安定企業であることはもちろん、頑張りがしっかり認められる企業へ就職したいものです。
皆さん、一度はCMや街で見かけたことがあるのではないでしょうか?
企業の本質を知ることは、採用への近道にも繋がります。
「株式会社オープンハウスの実態から特徴や強み、ブラック企業の噂は真実か」まで、オープンハウスへの就職を検討する皆さんに有益な、採用に関わる情報を丁寧にお伝えしてしていきます!
最後には、業界研究や面接にも役立つ「不動産業界の現状と今後について」も解説していますので、参考にしてください。