兵庫錦秀会と神出病院とは?歴史/施設/採用/評判/口コミなど徹底調査

ジョブリエ編集部
兵庫錦秀会は、傘下に精神科医療をメインとする神出病院を始め、介護施設のたちばな苑、西神看護専門学校を抱える医療法人財団です。

本稿では、兵庫錦秀会について、スタッフの方に取材させていただき、概要や企業理念、沿革・歴史、事業内容、会社の強みや展望など、様々な内容を伺うことができました。

また、業界研究として医療業界の強みと弱み、現在の状況と今後について独自調査し、神出病院の採用情報についても調べたので、就活生にとって役立つ内容になっています。

兵庫錦秀会とは

兵庫錦秀会

兵庫錦秀会は、神出病院、たちばな苑、西神看護専門学校からなる医療法人財団で、医療・介護・福祉をトータルで提供しています。

神出病院

神出病院の病棟案内図

神出病院は、「病気を治し、病人を癒す事を使命として心やさしい治療を行う」を約束する、精神科を主とする病院です。

診療科目は精神科、神経科、心療内科、内科、歯科があり、病床数は465床(看護体制:精神病棟入院基本料18:1 225床、精神療養病棟入院料 240床)となっています。

統合失調症や気分障害などの精神疾患はもちろん、年々増加している認知症関連の疾患の治療にも注力しています。

また、身体合併症に対しては内科合併症治療病棟を設置し、関連の医療機器を充実させ、内科系医師を5人配置して対応する体制を整えています。
内科以外にも心療内科、皮膚科、泌尿器科などの専門の医師を擁し、幅広く対応できるよう取り組んでいます。

たちばな苑

たちばな苑

たちばな苑は5階建ての介護老人保健施設です。

介護の対象になっているのは、病状が安定していて入院治療を必要としない、心身に障害を持つお年寄りです。

施設は病院と家庭を結ぶ通過施設になるべく、医学管理のもとに看護・介護・リハビリテーションなどそれぞれのニーズに応じた各種サービスを提供し、できるだけ早くお年寄りが家庭に復帰できるように支援します。

入所では、日常生活が可能になるための必要な機能訓練及び食事、排泄、入浴などの生活訓練、そしてカラオケや各種文化教室などの教養娯楽及びレクレーションなどの日常サービスを提供。

通所リバビリでは、通所することで、家庭において可能な限り自立した日常生活が営めるよう、機能訓練、生活訓練、レクレーションなどのサービスを行い、心身機能の維持回復を図ります。
(通常期は要支援、要介護と認定された方が利用できますが、現在休止中です)

短期入所では、旅行、冠婚葬祭、疾病などの家庭の事情により一時的に家庭での介護ができない方が短期間利用できます。(要支援、要介護と認定された方が利用可能です)

たちばな苑の施設としては、29の療養室、家族相談室、デイルーム、談話室、食堂、レクレーション室などがあります。

たちばな苑の食事例

西神看護専門学校

西神看護専門学校

西神看護専門学校は、1992年(平成4年)に開校し、現在は3年課程の看護専門学校として運営されています。

看護に必要な専門知識、的確で熟練した技術、温かい人間関係を作るために必要なコミュニケーション能力の習得をめざしています。
特に高齢化社会に求められる、お年寄りや精神障害のある患者に対応できる看護師の育成に力を入れています。

卒業後は看護師国家試験、保健師学校、助産師学校、養護教諭養成課程の受験資格が得られます。
また、兵庫錦秀会のいずれかの施設に優先的に就職できるというメリットもあります。

兵庫錦秀会の沿革・歴史

兵庫錦秀会の沿革・歴史を見ていくと、1963年(昭和38年)の開院から半世紀以上の歴史があることが分かります。
また、徐々に増床し1987年(昭和62年)には6倍以上となり、2005年(平成17年)には新病棟を増築しています。

  • 1963年(昭和38年)70床で開院
  • 1969年(昭和44年)204床に増床
  • 1981年(昭和56年)265床に増床
  • 1983年(昭和58年)医療法人財団幸生会に改組
  • 1987年(昭和62年)病棟の増改築とともに465床に増床
  • 1999年(平成11年)法人名称を医療法人財団兵庫錦秀会へ改称
  • 2005年(平成17年)新病棟増築

兵庫錦秀会の企業理念

「やさしく“生命(いのち)”をまもる」が、兵庫錦秀会の理念です。

兵庫錦秀会としてはその理念を守りつつ、利用者の尊厳を守り安全に配慮しながら、有する能力に応じて自立した日常生活を営む事が出来るよう、施設サービス計画に基づいて医学的管理のもとに、生活機能の維持・向上を目指し援助するとしています。

兵庫錦秀会の強み

医療と介護を隔てることなく「誰もが必要なときに必要なだけ医療・介護サービスにアクセスできる社会」の実現を目指し、施設間の連携を活かしたトータルケアを提供できること。
そして一朝一夕には得ることの出来ない知識と経験を持っていることが、兵庫錦秀会の強みです。

兵庫錦秀会の展望

少子高齢化が急速に進む中、医療を取りまく社会環境が大きく変化し、それに伴い病院・福祉施設を利用される方のニーズも変化しています。

厚生労働省では、慣れ親しんだ街で自分に適した生活を営むことができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を推進していて、医療・福祉は機能分化と連携の時代を迎えているため、力を集結してニーズに応えていく方針です。

兵庫錦秀会の取り組み

治療や回復が難しいとされる難病についての難病研究支援を行い、少しでも多くの患者様を救えるように努力をしております。

また、外国人技能実習生や職業体験の受け入れにも力を入れていて、医療の知識や技術の普及に協力し多くの国と地域の患者の回復に繋げていければと考えています。

その他、献血・地域清掃・地域イベント参加・災害復興ボランティア・募金活動・研究発表・地域の中学生の職業体験・ダイバーシティにも取り組み、サステナブルな社会の実現を目指しています。

兵庫錦秀会の採用情報

ジョブリエ編集部
神出病院では、常勤医師や正・准看護師、管理栄養士、作業療法士、薬剤師など、精神科医療に関わる各職種について、随時応募を受け付けています。

質問や病院見学の希望がある場合は、問い合わせれば対応可能だそうです。

また、たちばな苑でも支援相談員や理学療法士、ケアマネージャーなどを募集しています。

兵庫錦秀会の評判・口コミ

兵庫錦秀会と神出病院の評判
ジョブリエ編集部
兵庫錦秀会の『神出病院の評判・口コミ』、『介護施設たちばな苑の評判・口コミ』、『西神看護専門学校の評判・口コミ』をそれぞれ集めましたので紹介していきたいと思います。

神出病院で働く人の評判・口コミ①

隣接の専門学校があり、新人も多く入職してきて職場での仲は良かった印象。

神出病院で働く人の評判・口コミ②

人間関係は良好で働きやすい。

給料面は基本給26万以上に夜勤手当もあり、月額としては良い方だと思う。

神出病院で働く人の評判・口コミ③

休みが多く比較的働きやすい職場。

子どもの急な発熱や行事事での休みも取りやすい。

神出病院で働く人の評判・口コミ④

教育制度が整っていて、福利厚生もしっかりしている。

介護施設たちばな苑の評判・口コミ①

建物はかなり古いが清潔に管理されていて過ごしやすい。

神出病院が隣接しているので、必要な医療処置を受けられるので安心。

西神看護専門学校の評判・口コミ①

他の看護専門学校に比べ、社会人や主婦の学生の割合が多い。

提携施設に優先的に就職できるのでほとんど就職率100%。

また、学校の提携の病院に奨学金を借りることもできる。

西神看護専門学校の評判・口コミ②

駅から遠いが、緑に囲まれた静かな環境が良い。

通学もスクールバス、自動車・バイク通学など自分に合わせて選べる。

授業は充分な資料やプリントが用意され、プロジェクターを使うなどレベルが高い。

看護師国家試験の合格率も高い。

西神看護専門学校の評判・口コミ③

生徒の人数は少なくてアットホームな雰囲気。

年代も幅広いのでコミュニケーション能力も自然と鍛えられる。

シュミレーションルームでは、急性期から終末期、在宅看護、母性など様々な演習ができた。

医療業界の現在の状況と今後について

病院で診察する医師
ジョブリエ編集部
ここからは、ジョブリエ編集部が医療業界について、独自に業界研究してみました。就活の参考にしてみてください。

日本は65歳以上の人口による高齢化率が世界一になってしまうほどの高齢化社会です。出生率は下がる一方で、高齢化社会の構図は今後改善される見通しが立っていません。2025年までに団塊の世代が後期高齢者に突入することにより、医療や介護において起こってくる諸問題を『2025年問題』と言われています。

超高齢化により医療費の抑制が進められ、日本の病院の約4割が赤字経営といわれています。
さらに、医療業界の人材不足により、現場で働く医者や看護師はキャパシティを超える過重労働も指摘されています。

神出病院でも注力している『精神科』に注目してみると、平成11年以降、統合失調症患者が減少する一方で認知症患者は増加し、全体では増加傾向にあります。
精神科への入院者も多く、医療保護入院制度の廃止を含み、強制入院制度の抜本的見直しを行う必要性などが叫ばれています。

以上のように、医療業界の未来は厳しいだけのようにみえてしまいますが、IT化やAI導入、教育に力を注ぐことで、今後も成長が見込める業界であると思われます。

また、日本の質の高い医療を海外で売る時代が来ると言われており、日本の病院グループや医療機関経営者においても「日本の医療を海外に売る」といったことが活発になっていくようです。

今後は、医者や看護師、介護士は日本だけではなく海外でも活躍できる職業となるかもしれません。

医療業界の強みと弱みについて

医療業界の中でも、神出病院のような病院は就職するのに資格を求められることが多く、その分給料は高くなっています。また同業界内で転職しやすいといった点もメリットです。

しかし、前述したように人手不足は常態化していて、ハードな職場が多くあると言えます。

また、たちばな苑のような介護老人保健施設でも資格の介護福祉士が求められていることや、ケアマネージャーのような専門職が求められていて、資格・知識があれば就職はしやすくなっています。
一方、給料面では水準が低い施設が多く、仕事内容も忙しく休みづらいなどの問題があります。

医療業界はどうやって就活する?

看護師

医大生の就職活動は、病院に医師として就職するために学生の頃から希望の病院を見学したり、実習に行ったりします。
それはすべて医師臨床研修マッチング(研修医マッチング)という独特な就職システムのためです。

学生は行きたい病院に顔を売っておき、就職したい病院から希望リスト上位に載せてもらうように活動するのです。そして学生と病院側の希望がマッチすればマッチングが成立、マッチしなければアンマッチになります。
アンマッチとなった学生は、二次募集に応募して再度活動することになります。

一方、看護学生はインターンシップや病院説明会を経て、おおむね最終学年の4月~8月にかけて選考試験が行われ、8月以降、順次内定が出されます。

この記事のまとめ

ジョブリエ編集部
兵庫錦秀会は、医療・介護・福祉をトータルで提供する医療法人財団であり、神出病院はその兵庫錦秀会の中で中核をなす病院だということがわかりました。

創立は1963年と歴史のある病院で、就職、採用の門戸も大きく開かれています。

医療業界は今後の高齢化社会で財政的にも人材的にも厳しい局面となっています。

しかし、マンパワーが求められるからこそ自分の力を存分に発揮できる環境であるとも言えます。

「やさしく“生命(いのち)”をまもる」という兵庫錦錦秀会の理念を信じ、地域医療に貢献といった考え方にも賛同できるなら、兵庫錦秀会への就職を考えてみてはいかがでしょうか。

病院概要

名称医療法人財団 兵庫錦秀会 神出病院
理事長籔本雅巳
院長福井裕行
設立1963年(昭和38年)1月
敷地総面積35,317,5㎡
HPhttp://www.hyogo-kinshukai.jp/kande/
所在地/アクセス〒651-2301 神戸市西区神出町勝成78-53