株式会社ZEXAVERSE(ゼクサバース)は、メタバース関連サービスの自社開発や、メタバース導入に向けた構築支援・運用などを行う企業です。
2022年12月12日にβ版が公開された『ZEXAVERSE (ゼクサバース)』は、これまで、ハイスペックのパソコンやアプリをインストールしないと入れなかったメタバース空間へWebブラウザからログインできるメタバースとして、話題を呼んでいます。
実際にZEXAVERSE(ゼクサバース)では、日本各地で撮影された「実際のデータ」を忠実に再現しており、さまざまな視点で楽しめると早くも評判です。
そもそもメタバース空間とはどのようなものなのでしょうか?メタバースと関連の深いWeb3.0やNFTを活用したサービス、そしてメタバース業界の今後の課題などについて調査しました。
目次
ZEXAVERSE(ゼクサバース)って何?
ZEXAVERSE(ゼクサバース)とは、Web3.0連携型メタバースの自社開発をはじめ、企業や個人のメタバース導入支援を行っている会社が手掛けるサービスです。
「Webブラウザからログインできるメタバース」として、2022年12月12日にβ版が公開されました。
既存のメタバースは、ハイスペックパソコンを使用しないと参加できない、アプリをインストールしないといけないなど、ユーザーにとってハードルが高いものでした。
しかし、ZEXAVERSE(ゼクサバース)は、スマートフォンやパソコンのブラウザから気軽にログインができる画期的なシステムで「次世代のメタバース」「マイクロメタバース」とも呼ばれ、注目を集めています。
メタバースとは
メタバースとはインターネット上に創られた仮想空間を指します。
メタバースの概念が人々の目に触れ始めたのは2007年頃で、「second Life」という3DCGで構成された仮想世界が一時的にブームとなりましたが、その後は特に話題になることはありませんでした。
次にメタバースが話題になったのは2021年のことです。にFacebook社が「Meta Plaeforms」という名称に変えたことによって再び注目を集め、コロナ禍によるオンライン需要も後押しとなり、次々とメタバースに参入する企業が増えていきました。
今、メタバースが注目されている理由の一つとして、現実世界よりもインターネットの世界で過ごす時間が増えたユーザーが、インターネットの世界からさらに先の仮想空間で過ごすことを選択しているという背景があります。
コロナ禍によってユーザー同士のオンラインコミュニケーション能力が向上したことに加え、3D技術や通信技術の著しい発達もあり、より現実的に感じることができる仮想空間が生まれてきています。
Web3.0とは
Web3.0とは、次世代の分散型インターネットを指します。
これまでのインターネットは、ユーザーがコンテンツを読むだけの一方通行なコミュニケーションがメインであったWeb1.0から、ソーシャルネットワークの普及で、自分から情報を発信し、ユーザー同士が双方向でコミュニケーションをとるWeb2.0へと進化してきました。
Web3.0は、Web2.0の課題であったプライバシーやセキュリティなどの問題を解決すべく、考え出された概念です。
特定の企業や管理者に依存せず、ブロックチェーン技術によって、データや情報を分散化し、個人で管理することができるようになります。
これによりセキュリティが向上し、サービスが安定する上に、Web3.0はGoogleなどの仲介業社を必要としないため、企業とエンドユーザーが直接取引できるというメリットがあります。
ただし、ユーザーの自由度が高くなる分トラブルにもなりやすく、まだ法整備されていない分野なので、問題が起きた際には自己責任で解決しなければならないというデメリットも無視できません。
ZEXA PROJECTを手掛ける運営会社
メタバースの「ZEXAVERSE(ゼクサバース)」をはじめとしたZEXA PROJECTを手掛ける運営会社は、株式会社ZEXAVERSE(ゼクサバース)です。
東京都千代田区に本社を構え、上瀧良平さんが代表を務めます。
事業内容は、ブロックチェーン開発、メタバース開発と運営、NFT関連システムの開発です。
Webブラウザからログインできる新しいタイプのメタバース「ZEXAVERSE(ゼクサバース)」の提供、メタバース&NFT体験型店舗「ZEXAVERSE TOKYO」の運営や、ノーコードでNFTを作れる「ZEXAMINT」の提供などを手掛けている会社です。
国内最大級のメタバース&NFT体験型店舗「ZEXAVERSE TOKYO」
「ZEXAVERSE TOKYO」は、メタバースを活用した次世代VR体験施設です。
自分そっくりのアバターが作れる「ZEXAGATE」や、VR体験ができる「KATWALK mini S」、そして持ち物のデータをNFT化して保管できる「NFT SCAN STUDIO」など、次世代型サービスが体験できます。
アバターを作れるZEXAGATE
「ZEXAGATE」は、自分そっくりのアバターを作ることができる装置です。
ZEXAGATEへ一歩踏み込むと、130個の6Kカメラが全身をまるごとスキャンし、とても精巧な3Dスキャン技術によって、自分そっくりの3Dアバターが現れます。
スキャンにかかる時間は約5分間で、スタッフの指示に従い必要なポーズを撮影します。
ポーズがOKなら一瞬で全身を撮影し、表情などに不備がなければフォトグラメトリという3Dデータ技術でアバターが生成されます。
このアバターを使い、メタバース空間のZEXAVERSE(ゼクサバース)で自由に楽しむことができます。
VR体験ができるKATWALK mini S
「KATWALK mini S」は、足下の台座から照射される赤外線センサーで足の動きを検知し、VR空間内に反映できるというとても画期的な装置です。
VRゴーグルを装着してKATWALK mini Sを使用すると、実際に歩行しながらVR空間の中を360°自由に歩き回ることが可能となります。
まるで実際にゲームの中で活動しているかのような、リアルな感覚を味わえるとのことです。
持ち物を保管できるNFT SCAN STUDIO
「ZEXAVERSE TOKYO」でスキャンできるのは、人間だけではありません。現実に存在する物体をスキャンして3Dデータに変換し、NFT化することができる「NFT SCAN STUDIO」も人気です。
NFT化することで、大切な思い出のアイテムや貴重な美術品も、一緒にメタバース空間に持ち込むことができます。
NFT SCAN STUDIOでNFT化したアイテムは、ZEXAVERSE (ゼクサバース)内のマイルームで保管が可能です。
NFTの相談ができるNFT Counter
「ZEXAVERSE TOKYO」では、NFTについて気軽に相談できる「NFT Counter」という窓口が存在します。
NFTに関する素朴な疑問から、大切な思い出をNFT化したいという相談を気軽にできる窓口です。
NFTに興味がある人や活用方法を模索している人にはおすすめのコーナーです。
ZEXAVERSE(ゼクサバース)ってどう?評判口コミ調査!
東京の新しい観光スポット
ゲームの中に入り込んだ感覚になりたい方は是非一度体験してみて下さい。
メタバースの知識がなくても大丈夫
また、おむつ替えスペースや授乳スペースも完備されています。
自分とそっくりのアバターが作れる
たくさんのカメラで全身をスキャンされるだけでも、近未来的な世界に来た感覚を感じられるようです。メタバースやVRを知らない人でも、一度体験するとその非日常的な感覚に驚くようです。
ZEXAVERSE(ゼクサバース)ってどう?評判口コミまとめ
ZEXAVERSE (ゼクサバース)は、ブラウザから手軽にログインできるメタバースですが、ZEXAVERSE TOKYOに行けば、最先端のメタバースをあらゆるサービスで体感することが可能となります。
自分そっくりのアバター作成や、大切なものをNFTで保管できる技術を体験したいなら、まずはZEXAVERSE TOKYOでZEXAVERSE (ゼクサバース)に訪れてみることをおすすめします。
NFTを無限に発行可能?Web3.0サービスのZEXAMINT
ZEXAMINT(ゼクサミント)とは、ノーコードで誰でもNFTを無限に自動発行できるWeb3.0サービスです。
ZEXAMINTは低コストで独自のカスタマイズも可能なので、手軽に唯一無二のオリジナルデジタルデータを生み出すことも夢ではありません。
ZEXAMINTの特徴
ノーコードで誰でもNFTを無限に自動発行できるZEXAMINTは、低コストかつ技術力不要で、NFTを自動発行できることが特徴です。作成者に完全な所有権があるため、プラットフォームにも依存しません。
また、一般的にNFTはイーサリアムで取引されることが多いですが、ZEXAMINTはマルチチェーンに対応しているため、ポリゴンなどのお気に入りのチェーンでNFTを楽しめます。
さらにZEXAMINTでは画像、音楽、動画など、様々なファイル形式のNFTを少ない手順で作成することができます。
NFT化することで、大切なデジタルデータを「誰が見ても本物」だと証明できるメリットがあり、スマホでいつでもどこでも好きなだけ利用できるサービスとなっています。
ZEXAMINTの活用方法
NFTは「Non-Fungible-Token」の略で「代替不可能なトークン」を意味します。
NFTの最大の特徴は「偽造や改ざんができないこと」です。そのため、実際のアイテムやサービスとNFTを連携させれば、セキュリティを強化することができます。
ZEXAMINTの活用方法としては、デジタルアートやゲームアイテムをNFT化してアイテムの売買に使用したり、現実世界のチケットなどに利用して、不正入場や不正転売などを防止したりすることが可能です。知的財産やコンテンツ権利をトークン化して、特許の取引や購入などにも利用できます。
ZEXAVERSE(ゼクサバース)も該当?メタバース業界の課題
メタバースはまだ目新しいコンテンツであり、時期としては黎明期にあたります。それゆえに、広く一般に普及するにはまだまだ課題も山積みで、技術的な問題だけでも、デバイスの性能や、仕様の標準化などが挙げられます。
中でも、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれるVRゴーグルは、身につけると没入感を得られやすくなりますが、重量があるため長時間の使用に向かないという問題があります。
また、視覚情報と身体から得られる情報のギャップによってVR酔いを起こす人も少なくありません。HMDには経済的な課題もあり、そもそも高額なため市場に普及しにくく、普及しないとビジネスとしてマネタイズが難しいという見方も出ています。
そして最も深刻な問題は人材不足です。メタバースのエンジニアが不足している上に、企画化してマネタイズできる人材も足りていない状況です。
このようなメタバースの現状がある中、β版とはいえWebブラウザからメタバースを利用できるZEXAVERSE (ゼクサバース)は、メタバースが広く一般に普及する先駆けとなり、メタバース業界を大きく成長させる可能性を秘めたサービスなのかもしれません。
メタバース業界(市場規模)の現状と今後の動向
メタバース業界は2030年には79兆円規模になると言われているほど、ビジネスとして期待されている市場です。EC、広告・PRイベント、エンターテインメント、観光などと相性が良く、医療や教育、不動産分野でも活用できる可能性を秘めています。
ただし、まだまだ課題も多く、すぐに収益化に繋がるビジネスがあるわけではないため「将来性が高い市場」という域で留まっています。
しかし、VRを楽しむためのHMDの小型化や低価格化の実現、マネタイズできるコンテンツの創出、仮想空間ビジネスに関する法整備などが整い、「キャズム(製品やサービスを広く普及させる際に乗り越えなければならない壁)」を越えることができれば、急成長するビジネスであることは間違いないと言えるでしょう。
ジョブリエ編集部まとめメモ
ZEXAVERSE (ゼクサバース)は、アプリのダウンロードや最先端のデバイスが不要で、Webブラウザから誰でも気軽にメタバースへ接続できるという画期的なシステムです。
メタバースが広く一般に浸透するにはまだ時間がかかりそうですが、ZEXAVERSE (ゼクサバース)がきっかけになり、メタバースやVR、NFTに慣れ親しむ人も増えてくることが期待されます。
また、ZEXAVERSE TOKYOでは、自分そっくりの3Dアバターを作ってメタバース空間で遊べる他、KATWALK mini Sで世界旅行を体験できたり、NFT SCAN STUDIOで自分だけのお宝をNFT化したりなど、これまで経験したことがない遊び方が体験できます。
まだまだ可能性を秘めたZEXAVERSE (ゼクサバース)にこれからも目が離せません。
会社概要
会社名 | 株式会社ZEXAVERSE |
代表者 | 上瀧良平 |
CTO | 市川泰雅 |
事業内容 | ・ブロックチェーン開発 ・メタバース開発/運営 ・NFT関連システム開発 |
アクセス | 〒102-0083 東京都千代田区麹町3−5−2 ビュレックス麹町205 |
公式サイト | https://zexaverse.co.jp/ |