本当のホワイト企業の特徴【10選】就活でブラック企業に騙されないために!

ホワイト企業だと思って入社しても、実際は残業が多かったりノルマが厳しかったりといったブラック企業だった。そんな経験を持つ人も珍しくありません。
悪質なブラック企業も、あなたが入社するまではあたかもホワイト企業のような顔をしているのが現実です。
今回はそんなブラック企業に騙されることのないよう、本当のホワイト企業の特徴をご紹介します。

なお、ホワイト企業が多い業界についてはこちらの記事で紹介していますので、合わせてご一読ください。

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ホワイト企業の特徴1:求人数が少ない

本当のホワイト企業の特徴
ブラック企業は社員が大量に辞めてしまうため、それを補うために多くの求人を出す必要があります。
大量募集や、1年中募集をしている企業はブラック企業の確率が高いです。

一方、ホワイト企業は一人一人の社員を大切にします。
大量に採用することなく、それぞれの社員を大切な仲間とみなし丁重に教育する姿勢を持った会社が多いです。
現在どのくらいの求人を出しているか分からなくとも、過去の採用数をチェックすることで各年の大まかな求人数を調べることができます。

気をつけていただきたいのが企業の規模。
例えば求人数が10件の企業があったとします。一見少ないように見えるかもしれませんが、この企業の全社員が20人しかいなかったとしたらどうでしょう。3人に1人が新人という環境はかなり厳しいことが容易に想像できます。

求人数は全社員の5~10%を下回っているくらいを基準にすると良いでしょう。

ホワイト企業の特徴2:離職率が低い

ホワイト企業の特徴2離職率が低い

求人数が少なさにも関連していますが、離職率の低さも特徴としてあげられます。
離職率が低いということは、長く働く人が多い=働きやすい企業であるということです。
離職率は、四季報に3年後離職率が掲載されていますので参考にしてみると良いでしょう。
その他、会社の口コミ投稿サイトなどで離職率についての書き込みがないかチェックしてみるのも良いでしょう。

ホワイト企業の特徴3:女性の管理職も活躍している

ホワイト企業の特徴2女性の管理職も活躍している

最近は女性の社会進出が進んでいるとはいえ、経営者の立場からすると男性社員を管理職にしたいものです。
なぜなら女性は結婚や出産で職場を離れるケースが多いからです。そのため会社の都合だけを考えるなら、管理職に限らず社員はできるだけ男性にしておきたいというのが本音です。

それでも女性が管理職として活躍している企業は、会社が社員のことを大切にしており、仕事に対して正当な評価をしてくれるということ。女性が働きやすい環境は、性別に関係なく全社員にとって働きやすい環境だと言えます。

また女性が活躍している企業は、産休や育休などもしっかりと取得でき、子育てにも理解のあるホワイト企業といえるでしょう。

ホワイト企業の特徴4:社員の世代に偏りが少ない

ホワイト企業の特徴3

日本では1990年代から2000年代にかけて、バブル崩壊による就職氷河期がありました。新たな社員を育成する余裕がないため新規採用は実施せず、それどころかリストラが行われた企業も多くあります。このような理由から社員の世代に偏りがある企業が多々見受けられます。そんな中、年代に偏りが少ない企業というのは不況時にもしっかりと採用を行っており、リストラも行わずに済んだ企業だと考えられます。

たしかに不況時に新規採用を行うのは大変でしょう。ですが会社の将来を考えるなら世代に偏りがあるのは避けたい問題です。なぜなら日本社会で少子高齢化が問題視されているのと同様、将来的に会社を支える世代が少なくなってしまうからです。

社員の世代が偏っていない企業は将来を見据える余裕があり、不況時にも社員を切り捨てない優良な企業だと言えるでしょう。

設立して間もないベンチャー企業は、若い年代の人ばかりの可能性はあります。ここで注意したいのは、設立して5年以上経過し、従業員も50人以上いるのに20代がほとんどを占めている会社です。30代がほとんどいないということは、長く働ける環境ではない可能性があります。

ホワイト企業の特徴5:評価制度がしっかりある

ホワイト企業の特徴4評価制度がしっかりある

昇給や昇進を判断する明確な評価制度がある企業は、社員の成果や過程を正当に評価してくれます。そして、それに準じた報酬を社員に与えます。

例えば、営業職の場合、営業数字というわかりやすい指標がありますが、事務職の場合は明確な数字はありません。
しかし、評価制度がしっかりとあれば、職種にかかわらず全社員が普段の勤務態度や成果や過程を評価してもらえます。
評価制度がないと、いくら会社に貢献しても還元されない可能性がありますので、どういった評価制度があり、社員を評価・還元しているのか確認したほうが良いでしょう。

ホワイト企業の特徴6:残業や福利厚生の質問にしっかり答えてくれる

ホワイト企業の特徴福利厚生
人事担当者の中には残業や福利厚生の質問に対して嫌な顔をする方がいます。就職活動をされている方も、なんだか待遇ばかり要求しているようでこの質問がしにくいと感じる人もいるでしょう。

しかし冷静に考えてみてください。就職するということは企業と雇用契約を結ぶということ。会社で働くという行為は、あくまで労働者と経営者の契約によるものです。契約する前にお互い内容をしっかりと確認するのは社会人にとって当たり前の行動。非難されるどころか称賛されるべきものです。

ホワイト企業の人事担当者であればもちろんこのことを理解しているため、嫌な顔をすることなくしっかりと質問に答えてくれます。

ホワイト企業の特徴7:夜遅くや休日に問い合わせ対応をしていない

夜遅くでも問い合わせに対応しているということは残業をしている人がいるということ。休日も対応しているということは、休日出勤をして仕事をしている人がいるということです。

お客さんの立場ならいつでも対応してくれる企業はありがたい存在でしょう。ですが就職すればあなたもそんな企業の社員。会社から残業や休日出勤を要求されることでしょう。

求人応募への企業からの返信メールや電話が、何時頃きているかなど確認してみましょう。

ここで注意する点は、営業時間を確認することです。もとから、シフト制などで遅くまで営業している会社であれば、夜に対応することもあるので「営業時間外」なのかどうかがポイントです。

ホワイト企業の特徴8:社員が一人一人が明確なやりがいをもっている

社員がやりがいを持って仕事ができる職場は良い職場です。

私たちは仕事をしなければ生きていけません。必然的に人生の中で仕事をしている時間は長くなるでしょう。残業がなく厳しいノルマがなかったとしても、やりがいを持てる仕事でなくては人生が退屈なものになります。

良い企業は社員のモチベーションを上げるのも上手です。社員一人一人がやりがいを持って働けているかどうかは、人生の長い時間を費やす価値のあるホワイト企業かどうかを見極める手段になります。
できれば一人だけにではなく、複数の社員にやりがいを聞いてみましょう。

ホワイト企業の特徴9:ワークライフバランスが保てる

ホワイト企業の特徴7:ワークライフバランスが保てる
仕事の内容だけではなく、充実した毎日を過ごすためにはワークライフバランスが重要です。
連日の残業や休日出勤で自分の時間が確保できないようでは、身体面にも精神面にも悪影響を及ぼします。

ワークライフバランスが保たれている企業であれば、家庭との両立、業務後に習い事、友人と食事などリフレッシュすることができます。

月の残業がどの程度あるか、早帰りデーを設けて社員を気遣っているかなど確認しましょう。

また、会社に部活があるということは仕事以外の時間をとる余裕があるということ。就業時間後に部活動をするべく、必然的に残業は少なくなります。

ですが就業時間前にしか活動していなかったり、部活動への加入が強制だったりといったことには注意してください。残業が少ないわけではなく、単純に体育会気質な企業である場合も考えられます。体育会系が苦手な人は肉体的にも精神的にも厳しい環境かもしれません。

体育会系企業については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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ホワイト企業の特徴10:社員に還元している

福利厚生が充実していたり、賞与がある、休暇がある、退職金制度があるなど、会社への貢献に対して、社員に還元する制度がある企業は優良企業だといえます。 会社が利益をあげていても、社長へ役員だけが良い思いをしていたり、社員への還元をするの前に、不必要なもの・必要以上に豪華なものを購入したりするような企業は人材を大切にしていない企業です。

まとめ

笑顔の日本人OL
以上の条件を満たしている企業はホワイト企業である可能性がかなり高いです。

冒頭でも述べましたが、ホワイト企業のフリをしたブラック企業も多数存在しています。
せっかく頑張って就職活動したのに入社してみたらブラック企業で、またすぐ転職…なんてことにならないよう、人事担当者の表面的な言葉や採用サイトの文言を鵜呑みにせず、良い企業を見つける目を養いましょう。

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