きものやまとは、大正6年創業の口コミで評判の着物専門店です。
「きもので心躍る夢を実現していく会社」という理念のもと、老舗の伝統と文化を受け継ぐだけでなく、振袖などのフォーマルな晴れ着から日常的に着回せる訪問着まで、新しい暮らしに寄り添う着物を提供しています。
「きものには無限の可能性がある」と信じて常にアップデートし続けているきものやまとでは、着物のレンタル事業をはじめ、着付け・アフターサービスなどを含む「安心サポートパック」や、親子で振袖を楽しめる「ママ振プラン」など、各種サービスを充実させていることが評判です。
また、「やまとコンサルティングセールス」という独自の提案型販売や、問屋を挟まずに産地と直接取引を行い、オリジナル商品を開発するなど、顧客のニーズに合わせたモノづくりを可能としており、老舗のノウハウと斬新なアイデアが詰まった5つのブランドと1つのプロジェクトを展開しています。
きものやまとの口コミ評判や、振袖の購入・レンタルサービスの利用方法、レンタルの返却方法、企業の強みなどを独自調査しました。
2023/06/28【やまとの着物クリーニングについて】を追加。
2024/05/20【着付けレッスン】に関する口コミを追加。
2024/07/16【きものやまとの口コミ評判】に社員からの口コミを追加。
目次
きものやまととは
きものやまとは、大正6年に創業した老舗の着物専門店です。
「きものが特別な和服だ」という先入観から脱却し、着物にもっとワクワクしてほしい、自分の美しさに驚いてほしい、着物でテンションを上げて人生をポジティブに彩ってほしい、日本に生まれた歓びを実感してほしい、などの想いを叶えるため「きもので心躍る夢を実現していく会社」を目指しています。
きものやまとでは「煌びやかで豪華絢爛」や「式典」などのイメージをもたれがちな着物を、日常でも肩肘張らずに楽しめるように5つのブランドと1つのプロジェクトを展開しています。
きものやまとの5つのブランドは、メインブランドの「きものやまと」、女性向けの浴衣ブランド「KIMONO by NADESHIKO」、年齢や場所を問わず、そして洋服と着物を問わずおしゃれが楽しめる「DOUBLE MAISON」、現代のライフスタイルやカルチャーに溶け込む新しい着物文化を創造する「THE YARD」、男性もカジュアルに着物を楽しめるメンズきものテーラーの「Y.&SONS」です。
また「Tsunagari Project」は、産地との強いつながりを通じて新しい着物を提供していくプロジェクトとなります。
他にも、きものやまとでは、1回500円のワンコインで出来る着付けレッスンや、きものの洗いや直しをしてくれるアフターケアも充実しており、新しいものを取り入れるだけではなく、きもの文化を持続可能とするためのSDGs活動にも参加しています。
企業理念・社名に込めた想い
きものやまとの企業理念は“「共創」―お客様、さんち、社会と共に” です。
きものの無限の可能性を信じ、きものが特別な服だという先入観を捨て、きものにもっとワクワクしてほしい、という願いが込められています。
「やまと」の名前の由来は、第二次世界大戦までさかのぼります。二代目社長の矢嶋榮二さんが店にいる時に、一人の女性が訪れ「引き取ってほしい」と上品なきものを風呂敷から出してきたそうです。
その女性は「大切にしているきものを、呉服屋さん以外には持っていきたくなかった」と悲しそうに話したとのことで、その時、戦地から復員したばかりだった二代目社長の胸に「やまと」という名前が浮かんだことが社名のきっかけとなりました。
きものやまとの「やまと」には、日本に二度と戦禍が訪れないよう、全ての人が幸せで美しくあれる国であるよう「日本よ、永遠(とわ)に」の想いが託されているのです。
きものやまとの価値
きものやまとでは、老舗ならではの経験と知識を活かし、積極的に「きもの振興」に努めています。
例えば、きもの業界に欠かせない、手織り、手染めの工程を中心とする産地が抱える職人の高齢化と後継者不足の問題を解消すべく、後継者の育成支援事業に力を入れています。
また、産地でいまだ残る、長期の手形や、歩引きなどに象徴されるような前近代的な取引慣行を改善し、産地の資金繰りが潤滑に行われるような仕組みづくりなどにも取り組んでおり、きものやまとが掲げる「共創」の理念に沿った事業を行っています。
きものやまとの口コミ評判
きものやまとを利用したユーザーからの口コミ評判を見てみましょう。
スタッフの着物愛が伝わる
店長さんはじめ、スタッフの皆さんが着物を本当に愛していらっしゃるのが伝わってきますし、産地や職人さんとの繋がりを大切にしている様子で、信頼感があります。
着物好きの私は、いつも店長さんやスタッフさんたちと長話になってしまいます。
無理に売り込まずニーズに合わせてくれる
チェーン店のメリットでもある、ネットワークやアップデート感もあり、普段の着物を楽しめるお店です。
こうすることで店舗へのハードルが低くなり、顧客がきものに触れ、きものを知る機会が多くなります。
母の振袖を生かして成人式に!
母の着た振袖を生かして、現代らしいコーディネートをしていただき満足です。ありがとうございました!
着付け教室受講後のフォローも手厚い
また、受講後にはレッスンで習った帯の結び方の動画を送ってくださるなど、受講後のフォローも手厚いと感じています。
次にきものやまとで働いている人の口コミ評判を見てみましょう。
売上ノルマがない
チーフ昇進には年間売り上げなどの明確な判断基準があるが、店長、本部への昇進、配属は売上ではなく適正によると思う。
しかし、きものやまとでは売上ノルマがないので、強引に売上につなげるようなしつこい接客も起こりにくそうです。
安定した収入は気持ちの良い接客にも繋がり、買う側も安心感があります。
福利厚生の充実
また、産地への研修など研修制度は充実しているため知識を深められる機会は多くある。
また、産地への研修なども充実しているので、着物の知識がなく初めて着物に触れる人でも安心です。
きものやまとの口コミ評判まとめ
きものやまとが実施している「やまとコンサルティングセールス」は顧客の話に耳を傾けることを第一としており、それが全スタッフへ行き届いていることが分かります。
また、着付け教室も好評で、成人式がきっかけで着物に目覚めた人が、「自分で着られるようになりたいの一心で通っている」との声も多数見られました。
きものやまとで評判の振袖プラン
きものやまとでは「人生に一度のハタチの時が、最高の一日となりますように」との願いをこめ、振袖選びから記念の撮影会、成人の日の着付け、卒業式の袴レンタル手配も含めた充実のサポートプランを提供しています。
振袖は購入だけではなく、レンタルも選べるので、振袖の購入はハードルが高いと感じる人でも、リーズナブルにレンタルすることが出来ます。また、母娘で着物を楽しめる「ママ振プラン」も評判です。
振袖購入プラン
きものやまとの振袖購入プランは、新品の振袖をマイサイズで仕立て直し、好みのスタイリングで楽しむことが出来ます。お気に入りの一着を見つければ、成人式の他に卒業式や結婚式のお呼ばれ、自身の結納のときなど、人生の晴れの日にいつでも着回す事が可能となります。
また、きものやまとの振袖は、専用に開発した和裁専用ミシンで縫製した「手仕上げミシン仕立て」や、全て人の手で仕立てられた「手縫い・特選手縫い仕上げ」など、信頼できる国内加工で一点一点丁寧に縫製されているので、美しい着姿が特徴となります。
購入プラン詳細
安心のフルセット25点購入
小物も含め、振袖を着るために必要な25点がフルセットで購入可能です。単品でも購入できます。
- 振袖
- 袋帯
- 長襦袢
- エコファーショール
- 重ね衿
- 帯揚
- 帯〆
- バッグ
- 装履
- 髪飾り
- ⑪~㉕は和装小物セット15点
(白半衿・白足袋・腰ひも(4本)・前板・着付ベルト・マジックベルト・衿芯・和装スリップ・伊達〆・後板・帯枕・三重仮紐)
振袖レンタルプラン
きものやまとのレンタルプランは、新品の振袖を顧客の体型に合わせて仕立てをするオーダーレンタルから、仕立て上がりのレンタルまで、豊富なラインナップを取り揃えています。
振袖購入プランと同様、振袖に必要な25点フルセットが用意され、安心サポートパック(66,000円税込)も利用出来ます。また、肌着小物・足袋・髪飾りがプレゼントとしてサービスされ、髪飾りは3,190円(税込)の中からお気に入りのものが選べます。
また、きものやまとの振袖レンタルは、最長4月から翌年3月までのロング貸し出しができますので、前撮りや卒業式などに活用できます。レンタルした着物を購入したくなった場合でも、成人の日当日までに連絡すれば、レンタルから購入に変更可能です。その場合は差額料金が発生します。
予算に合わせたレンタルプラン
きものやまとの振袖レンタルは、新作・新品から選ぶことが出来ます。予算に合わせ、2つのコースが用意されています。その他に仕立て上がりレンタルもあります。
- プレミアムプラン 250,173円(税込)
振袖や帯、スタイリング小物も新作を含む新品から選べます。 - ベーシックプラン 154,000円(税込)
振袖は新品、帯やスタイリング小物はリユース品から選べます。 - 仕立て上がりレンタル 63,800円(税込)~
様々な仕立て上がりのレンタル商品から好きな振袖を選べます。店舗によってたくさんの色柄やサイズの振袖が用意されています。
振袖プランの安心サポートパック
安心サポートパックは、成人の日のヘアセット、メイク、着付け、記念撮影、卒業式の袴レンタルなど、振袖にまつわるサポートを備えたプランです。
振袖購入の場合は55,000円(税込)、振袖レンタルの場合は66,000円(税込)、ママ振の場合は77,000円(税込)で下記の内容が利用出来ます。
- 記念撮影(ヘアセット・メイク・着付け・記念撮影)
基本プランは2面ポーズ台紙付きの写真アルバムになります。(別料金でアップグレードも可) - 成人式当日サポート
全国各地に用意した専用会場でプロの着付け師やヘアメイクスタッフが丁寧に対応します。(成人の日当日1回の実施) - 袴レンタル優待
学校の卒業式に使用できる袴をレンタルできます。無地タイプは無料。オリジナルの2尺袖、袴レンタルはレンタルプランの総額から5,500円(税込)OFFの優待が受けられます。 - アフターサポート
振袖購入の場合、京洗いが5年間何度でも無料。毎年購入月はお直しが10%OFFになり、点検も無料で受けられます。ママ振プランの場合には、京洗いが5年間何度でも10%OFFになります。 - 打掛レンタル優待
和装で結婚式を挙げる場合、白無垢・色打掛がレンタルできます。肌着、足袋、和装小物、角隠しは含まれず、別途整理代がかかります。
ママ振プラン
きものやまとでは、母親や姉の想い出がつまった振袖を着用する新成人に合わせた、コーディネートプランを提案してもらえます。振袖購入プラン、振袖レンタルプランと同様、安心サポートパック(77,000円税込)も利用可能です。
ママ振プランの内容は以下の通りです。
- ママ振点検(無料)
持ち込みの振袖をスタッフが無料で点検します。 - 振袖メンテナンス
メンテナンスが必要な箇所に最適なケアメニューが用意されています。期間は振袖の状態により異なります。点検後のメンテナンスも可能です。(有料)
着用前には、振袖京洗い8,800円(税込)の丸洗いですっきりでき、袖巾の長さを調整したい場合には、6,050円(税込)で振袖桁直しが出来ます。(長くする場合は別途筋消代2,200円(税込)がかかります) - ママ振記念撮影パック
手持ちの振袖で記念撮影だけをするプランです。(42,900円税込)
前撮り記念写真(着付けヘアセット・メイク込み)2面2ポーズ台紙付き
※きものやまとが指定する日時・専用会場で撮影1回、追加ポーズは別料金
振袖レンタルの利用~返却方法
きものやまとの振袖レンタルの利用方法は、まず来店してスタッフに相談することからスタートします。店舗にあるたくさんの振袖からお気に入りの一枚を見つけるまで、納得いくまで着物を選びます。不明な点や小物のスタイリングの相談もスタッフにお任せできます。
振袖レンタル後の流れ
気に入った振袖が見つかり、レンタルプランを決めたら、見積もりの内容や支払い方法を決めて契約へと進みます。
契約後は店舗スタッフとスムーズなやり取りをするためにLINEの登録が推奨されています。LINE登録すると、スタッフとやり取りが出来るほか、着崩れしたときの対処法や所作の動作などもチェックできるのでとても便利です。
また、契約後は店頭にてサポート相談会なども実施されています。撮影会や成人式当日に向け、必要なヘアメイク、帯結び、アルバムの内容、荷物などの説明があります。
レンタルプランにある記念撮影会では、プロにスタイリングをまかせ、スタジオで約80~100カットの撮影をします。写真はその場でセレクトし、1ヶ月~3ヶ月後にアルバムとして手元に届きます。
成人の日当日は、着付けヘアメイク会場でセットをして、成人式へ向かいます。
振袖の返却方法
振袖は成約時に指定された住所に届きます。
振袖を返却する際は、その時に届いた「レンタルセット」の中に、同梱された住所記載済の発送伝票を使用し、近くのコンビニエンスストアなどに持ち込んで発送します。
また、レンタルした振袖は購入も可能なので、購入を希望する場合は成約した店舗に問い合わせてみてください。
きものやまとの強み
きものやまとの強みは「やまとコンサルティングセールス」と称した提案型販売と「産地とのオリジナル商品の開発」にあります。
この2つの強みについて調査しました。
やまとコンサルティングセールス
「やまとコンサルティングセールス」とは、顧客とコミュニケーションを取りながらニーズをくみ取り、顧客一人ひとりの価値観に合わせてきものを販売する「提案型販売」のことです。
きものは生活必需品ではないからこそ、顧客一人ひとりの価値観に合わせた提案が必要であり、そのために、きものやまとの販売スタッフは顧客から親しみやすさと憧れを持たれるように自己研鑽し、信頼を獲得しています。
そして、プロのきものプランナーとして、顧客が期待している以上の提案を行うことで、結果的に、顧客と深い関係性を築くことができるのです。
こういった提案型販売により、「また利用したい!」といったリピーターが多いという強みを持っています。
産地とのオリジナル商品の開発
きものやまとのもう一つの強みは「産地とのオリジナル商品の開発」です。
問屋を挟まずに、産地と直接取引を行う事で、顧客のニーズに合わせたモノづくりを可能としています。
きものやまとが展開する5つのブランドと1つのプロジェクトでも、産地と協力したオリジナル商品を提供しており、各ブランドのターゲットが異なるために幅広いニーズに対応することが可能となっています。
また、きものやまとでは、着付けレッスンやきものイベント、お手入れのオールウェルカムなど、きものの販売以外にも力を入れています。
やまとの着物クリーニングについて
きものやまとでは、着物の販売・レンタルを行うだけでなく、京洗い(丸洗い)やシミ抜きなどのクリーニングも受け付けています。
他店で購入した着物や譲り受けた着物でもクリーニング可能で、店舗での対応はもちろんのこと、オンラインから注文し、自宅で発送・受け取りができる「宅配着物クリーニング」も実施しています(一部店舗限定メニューあり)。
豊富なお手入れメニューと料金は以下の通りです。
- 京洗い(丸洗い)
着物専用のドライクリーニングで、全体的な汚れを落とします。加工期間は約20日、料金は着物が5,500円~で、帯や小物等によって価格が異なります。 - 汗取り
着物に汗が浸み込むと黄色く変色し、生地の変質にもつながるため、着物を綺麗に長く着るには汗取りが必要です。加工期間は約20日、料金は5,500円で和装小物は1,650円となります。 - シミ抜き
熟練した職人が、シミの種類に合わせて何種類もの溶剤や薬剤を使用し、丁寧に汚れを落とします。加工期間は約25日、料金はシミの大きさや新しさによって異なり、2,750円~12,100円です。 - ゆかた手洗い
絞り浴衣や色落ちが心配な染めの浴衣などの汚れを、手洗いで優しく落とします。加工期間は約20日、料金は3,850円です(絞り浴衣は5,500円)。 - 袖口ケア(店舗限定メニュー)
汚れやすい袖口のお手入れを行います。加工期間は10日~、料金は1,650円です。 - 衿元ファンデーション落とし(店舗限定メニュー)
注意していてもついてしまう衿元のファンデーション汚れを落とします。加工期間は10日~、料金は1,650円です。 - オゾンウォッシュ加工(店舗限定メニュー)
肌に優しいオゾン溶水による、浴衣専用の丸洗いメニューです。加工期間は20日~、料金は1,650円です(絞り浴衣は2,750円)。 - プレス仕上げ(店舗限定メニュー)
熟練した職人が丁寧にアイロンがけを行い、気になるシワを伸ばします。加工期間は10日~、料金は1,100円~3,850円です。 - 虫干し(店舗限定メニュー)
赤外線低温風で約6時間乾燥させ、湿気による着物の縮み、カビ、虫喰いを防ぎます。加工期間は20日~、料金は2,200円です。 - やまとのはじく加工(店舗限定メニュー)
着物の風合いや通気性を損なわずに、雨水や汚れなどのトラブルから守ります。加工期間は10日~、料金目安は正絹きもので11,000円~12,100円となりますが、品物の状態によって金額が異なります。
きものやまとの今後の展望
きものやまとでは「きものでエキサイティングな世の中をつくる」というビジョンのもと、チャレンジ精神を大切にしながら、生産者や産地とともに革新を続けることを目標としています。
そのためにも「きものと日本文化をアップデートしつづけること」「人々の前向きな気持ちを大きくすること」の2点をミッションに掲げて、チャレンジしていくとのことです。
きものやまとがこの2点にこだわる理由は、伝統的な日本文化を大切にしたいという願いがあります。
きものを楽しむ人が増えることで、前向きな気持ちの人が増え、前向きな人が増えるということは、自分や日本の文化に肯定的になり、その結果、他者や他国の文化をリスペクト出来る人が増える、というわけです。
この願いは、企業理念でもある「きもので心躍る夢を実現していく会社」にもつながっています。
SDGsの支援活動
きものやまとでは、国際社会の一員として、SDGs(持続可能な開発目標)を支援しています。
きもの文化を持続可能とすることだけでなく「やまとサスティナビリティ宣言」として、3R(リデュース・リユース・リサイクル)で、ごみの削減=CO2の削減に取り組んでいます。
また、きものやまとの製品そのものの品質のみならず、取り巻く環境、社会、経済のすべてが持続可能であることを目指します。
着物業界の動向
2019年から2020年のコロナ禍において、着物業界は苦戦を強いられましたが、2021年から2022年は、店舗休業による影響が縮小し、積極的な催事やキャンペーンの開催、着付け教室の再開などが功を奏して、着物の受注数は伸びました。しかし、コロナ前の水準には至っていないのが現状です。
夏祭りや花火大会などの中止により、メインの繁忙期である夏季の浴衣や冬季の成人式で集客ができず、苦戦を強いられていたという背景もあります。
長期的な目で見ると、着物1世帯当たりの購入額は減少傾向にあり、2002年は1世帯8,000円ほどの支出がありましたが、2018年には約2,000円と4分の1まで減少しています。
逆に需要が見られるのが着物レンタルです。特に50歳代の支出が最も多く、続いて40代、60代と中年からシニア世代に集中しており、若年層の需要は低いと見られています。
今後の着物業界の動向は引き続き厳しい時期が続くと予想されており、需要の高い40代~60代をターゲットとしたサービスの開発や、若年層への普及へ向け、SNSの活用やオンライン販売での販路開拓などが必要と見られています。
ジョブリエ編集部まとめメモ
「振袖」は晴れ着とも言い、古くから人生の節目を飾る大切な文化でした。成人式を含め、たくさんの節目を振袖と共に過ごすために、振袖をお探しの方は「きものやまと」の着物も一度見てみてはいかがでしょうか。
伝統だけでなく、産地や職人も含めて一緒にアップデートし続け、ニーズに合わせた5つのブランドと1つのプロジェクトを生み出しました。
振袖から普段づかいできる着物まで、きものやまとならお気に入りの一着が見つかるかもしれません。
会社概要
会社名 | 株式会社やまと |
代表者 | 代表取締役社長 矢嶋孝行 |
創業 | 1917年(大正6年) |
設立 | 1947年(昭和22年) |
資本金 | 1億円 |
古物商許可番号 | 東京都公安委員会 第307751706844号 |
従業員数 | 687名 |
アクセス | (本社) 〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5丁目27番3号 |
公式サイト | https://www.kimono-yamato.co.jp/ |