海外売上8,000億円への挑戦。いなば食品グループが目指す「次の10年」とグローバルキャリアの可能性

「知っている企業」から「世界で戦う企業」へ

いなば食品の長期ビジョン

就職活動中の皆さんにとって、「いなば食品」は、「CIAO ちゅ~る」や「いなばライトツナ」といった商品で、すでにお馴染みの企業だと思います。

国内で高い知名度を持ついなば食品グループですが、今、その事業の軸足は急速に「世界」へ移ろうとしています。

同社は「2034年に連結売上高1兆円」という長期ビジョンを掲げました。2024年度のグループ連結売上が1,665億円ですから、これから約10年で会社の規模を6倍にするという計画です。

ジョブリエ編集部
この成長スピードは、皆さんのキャリアに直結する話です。

新卒で入社する皆さんが30代、40代になる頃、会社が今の6倍の規模になっているとすれば、そこには管理職のポストや新規プロジェクトのリーダー、海外拠点の責任者など、今では想像もできないほど多くのチャンスが生まれているはずです。

※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。

1兆円企業への計画と実績

いなば食品1兆円企業への計画と実績

「6倍成長なんて本当にできるの?」と思うかもしれません。しかし、いなば食品グループには、その計画を裏付けるだけの実績があります。

信頼と成長の軌跡

いなば食品グループの成長は、一過性のブームではなく、世界中の消費者から寄せられる高い評判と信頼の積み重ねによるものです。

  • 2015年(売上高300億円):本格的な海外進出を開始。
  • 2018年(売上高500億円):海外基盤の確立と国内事業の安定により成長が加速。
  • 2022年(売上高1,000億円):グローバル展開が本格化し、わずか7年で売上を3倍以上に伸ばしています。

このように、着実に成長を遂げてきました。

そして次の目標である1兆円のうち、大半にあたる8,000億円規模を「海外売上」で達成することを目指しています。

ジョブリエ編集部
これからのいなば食品グループは、日本の食品メーカーという枠を超え、世界市場で存在感を高めていきます。

成長の鍵(1):世界共通の「標準化」戦略

では、どうやって世界で成長していくのでしょうか。

戦略の一つが、世界中どこでも変わらない品質を提供する「標準化」です。

世界中へ「日本品質」を届ける仕組み

いなば食品の工場外観

画像引用元:いなばペットフード株式会社 公式X

タイや中国・青島にある工場は、ただの生産拠点ではありません。世界市場への「グローバル供給ハブ(拠点)」として機能しています。

アジア、欧米など、世界中どこへでも「日本品質」の製品を安定して届ける体制がすでに整っています。

「いなばクオリティ」への絶対的信頼

いなば食品のチャオちゅーる商品画像

世界中で人気の『CIAO ちゅ~る』(画像引用元:いなばペットフード株式会社 公式HP)

1兆円達成の土台となるのは、製品そのものへの信頼、つまり世界中の口コミで広がる「この商品は間違いない」という評価です。

「ヒューマングレード(人間が食べられる品質)」の原材料や、「無添加・無着色」へのこだわり。これらはいなば食品が大切にしてきた考え方です。特に「CIAO ちゅ~る」は、世界中のペット愛好家から熱烈な支持を得ています。

ジョブリエ編集部
どの国で作ろうと、それが「いなば製品」である限り、品質は絶対に妥協しない、この「標準化」こそが、世界で選ばれ続ける理由です。

成長の鍵(2):現地に合わせる「ローカライズ」の柔軟性

品質は世界共通(標準化)ですが、売り方は国ごとに柔軟に変える(ローカライズ)。

このバランス感覚こそが、いなば食品の強みであり、仕事の面白さでもあります。

「日本の常識」を一度リセットする、いなば食品グループの企業文化とは?

「日本の常識」を一度リセットする、いなば食品グループの企業文化とは?

日本での成功体験が、そのまま海外で通じるわけではありません。

「いなばライトツナ」で培った日本の常識にとらわれず、現地の文化や習慣を徹底的に分析します。

その国に合わせた「最適解」を考える

米国市場
アメリカの消費者は、一度に多くの買い物をします。そのため、日本のような小分けパックではなく、「大容量」や「マルチパック」が中心。味の好みも多様なため、フレーバーの種類も豊富に展開しています。
アジア市場
高温多湿なアジアでは、品質を保つ技術が日本以上に重要です。また、経済成長のスピードや昔ながらの小売店の多さなど、国の事情に合わせて最適な価格と商品を設計しています。

「答えは現地にある」。現地のスタッフが市場を分析し、日本本社と連携しながら商品開発やマーケティングを進めていく。この動きこそ、グローバルな仕事の現実です。

これからいなば食品グループに入社する方の「活躍の舞台」

いなば食品グループの求める人物像

この1兆円ビジョンを実現するためには、新卒・中途を問わず、新しいことに挑戦できる人材が不可欠です。

いなば食品グループでは、どのような人材を求めているのでしょうか。また、企業文化に合うのでしょうか。

求められるのは「自ら主体性をもって取り組む姿勢」

いなば食品グループが求めているのは、指示された仕事をこなすだけでなく、自ら考え、現地でビジネスを作り出していく姿勢です。

これは、海外赴任の可能性がある総合職だけの話ではありません。国内のオペレーションを支える一般職であっても、「もっと最適化できる」「新しい価値が生まれるのでは」といった主体的な提案が歓迎されます。

日本人社員に期待される「つなぐ役割」

世界中に拠点が増える中で、日本から参加する採用メンバーには、本社と現地を「つなぐ役割」が期待されます。

  1. 考え方を伝える:「なぜこの品質が必要なのか」「いなばのこだわりとは何か」を、背景や想いも含めて現地スタッフに正確に伝える役割。
  2. 戦略を実行に移す:本社の大きな戦略を、現地の現場が動きやすい具体的なアクションに落とし込み、実行する役割。
  3. 現地の学びを共有する:海外での成功や失敗から得た「生きた情報」を、日本や他の国へ共有し、グループ全体の成長につなげる役割。

語学力はもちろん強みになりますが、それ以上に異なる文化を理解し、信頼関係を築く力」や「前例のないことに面白がって取り組む姿勢」が重視されます。

待遇・環境と「挑戦する価値」

いなば食品の待遇・環境と「挑戦する価値」
ジョブリエ編集部
就職活動・転職活動では、年収や離職率といった働く環境も気になるポイントだと思います。

いなば食品グループのような急成長している企業は、成果を出した人や高い意欲を持つ人に報いる体制づくりを進めています。世界的な成功は、会社の利益だけでなく、社員の待遇にも反映されていくでしょう。

もちろん、6倍成長を目指す環境は、変化も多く、楽なことばかりではないかもしれません。しかし、「若いうちから他では得難い経験を積みたい」「世界を舞台に自分の力を試したい」という人にとっては、非常にやりがいのある環境です。

高い目標に向かってチームで挑戦する経験は、仕事の満足度を高め、結果として社員が長く活躍できる職場環境にもつながっていきます。

結論:1兆円への道は、あなたの挑戦から始まる

2034年、連結売上高1兆円。 この数字は、いなば食品グループが世界中の食卓とペットライフに「喜び」を届ける規模の大きさを示しています。

「独創と挑戦」を掲げる同社には、皆さんが活躍できる広大なフィールドが用意されています。

日本のブランドを背負い、世界という新しい市場を開拓していく。そんなキャリアに興味があるなら、いなば食品は挑戦する価値のある会社です。